《コーヒーブレイクⅢ》
『分離脳』というものをご存知だろうか?
1960年代、てんかん患者への治療目的で行われた…
脳梁切断という荒技。
奇しくも、てんかん症状の緩和が認められている。
詳しくはググってね。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%86%E9%9B%A2%E8%84%B3 『分離脳 』Wikipedia
さて、僕らの脳味噌って右脳と左脳という全くの別物が脳梁というパイプで繋がってるらしいのよ。言い換えりゃ、右脳と左脳が連携しながら一つの意識を創り出しているってこと。
でね、そのパイプである脳梁を切断すると…
右脳の意識、左脳の意識。つまり…
意識が二人生まれてるってことがわかったんだって!
そりゃ確かに、俺の頭ん中にも天使俺と悪魔俺がいっけどさー。
もう少し、妄想を膨らませてみるよ。
某世紀末、南斗水鳥拳の使い手レイによって脳天からスパッと真っ二つにされたと仮定しよう!
しかし大丈夫、俺は北斗神拳伝承者…すぐさま経絡秘孔をつき出血を食い止め、蘇生術を施す!
そこへリンが…!
ケーン、大変!村が襲われてるわっ。早くきてー❤︎
すぐさま向かおう!右半身俺がいくから待ってろー
その時…
取り残された左半身俺の元へ、バットが!
ケーン、大変だー!胸に七つの傷をもつ男を探してるって危ねえ奴らが来てるぜ!
ちっ、こっちもお相手してやるか…
俺はリンと共に村襲うザコのもとへ…
さぁ、お仕置きだー
と、同時にこちらでもザコお相手に…
お仕置きタイムしている訳だが…
どちらが俺なのだろう?
どちらも俺だが…主観意識としてはどちらかの俺…
であり、もう片方は俺という主観意識から見える…
”もう一人の俺”ということになってしまう!
繰り返されるのか…
冗談はさておいても…脳は分離可能であり、分離に応じて自己を複製してしまうということが医学的には実証されてしまったということに他ならないのだ!
めまぐるしい医学の進歩をしても魂の在りかどころか意識の在りか、つまり僕らのココロの在りかすらわからないのが実状…
さらに近年の最新脳科学分野において言われているのは、記憶の在りかすら特定に至ってはいなかったことがわかってきたというから驚きである。
これ、つまり記憶って脳の中
にあんじゃないの?ということ
じゃないらしい…
脳それ自体は、ハードディスクのようなメモリ容量を有した倉庫(記録媒体)ではなく、可塑性(かそせい)による状態の変化として機能しているだけ。分かりやすく言うと…ラジオのチューナーに近いということ!漂う電波を受信している状態…それに近い。ということは…輝かしい俺の栄光の過去の思い出は、ラジオ電波塔から飛んできたさざ波…程度のもん?
だいたいどこのラジオ放送局だよ?ローカルだろ、この安っぽい記憶の出所なんてよ!と怒り心頭になるのは僕だけじゃないはずだ!
ここだけの話、そのラジオ放送局こそ僕らの魂なんじゃないのかという仮説を唱える学者もいることも付け加えておこう。
宗教と科学は、よく"相容れぬ夫婦のような関係"と例えられるが、記憶のメカニズムが解明され、魂の在りかが明かされれば、科学が宗教に追いついたとみることもできるのではないだろうか。
最後に、脳分離をもう一度思い出して欲しい。
脳は分離可能であり、分離に応じて自己意識の複製が起こる。もしくは、意識の分離が起こり得る。
信じられないだろうか?
妊婦の中に宿る新しい命は細胞分裂を繰り返しながら…もうひとつの脳を複製し、やがて自己を分離…させているとしたら。
十月十日(妊娠期間)かけて
僕らは
分離・複製
されている
んじゃないのか!
以下、参考文献でございます。
ご興味あれば、読んでみて下さいね。