【裏読みsureb@ 輪廻転生だとか…前世だとか…魂だとか❸】
記憶ってのはさ、やっぱ主観的な体験から作られるじゃん。
主観的な体験ってのは、やっぱこの身体に依存して起こるじゃん。
ちょっと手の込んだ、思考実験をしてみるよ。
あなたと私が向かい合って、電気椅子に座らされているとします。
バラエティ用の電力を抑えたヤツじゃない、ガチのやつです。
生命の危険はありませんが、通電中は…耐えがたい激痛をともないますよ。
ランダムにどちらかに通電し始めたところで…本日のスペシャルゲストである催眠術士が現れました。
あなたは今から、鉄観音だーっ。お前は今から、あなただーっ。」
どうなっちまうんだろう。催眠術はかなりしっかり掛かっちゃったとします。やらせはなし。
身体は両者とも、耐えがたい激痛をともなっていますよっ。
だが…
主観意識だけをみていくと、ぼくはあなたとして…ぼくがビリビリやられてる様子を見ているだけ。
そんなぼくは、あなたとしてビリビリやられてるわけだから、ぼくは痛くないはず。逆も然り…あなたは今、鉄観音なので。
さぁ、実験終了してぼくらはこう答えるはず。
"いやぁ、痛そうな実験でしたね" まったくもって、他人事
もしくは…
"ぜんっぜん、痛くなかったよ"
これ、ホントに電気流れてたの?…と
私が私である記憶をまったく、失ってるはずなんです。
体験意識としては、激痛を記憶していないんです。
これは明らかに、身体の連続性はありながら記憶の連続性を失ったことによると考えられますよね。身体の連続性、記憶の連続性…いずれかが失われても…自己同一性は成り立たないわけ。生まれ変わりなんてな、明らかに身体の連続性がないわけじゃん。ことさら、記憶の連続性なんて…もっと怪しい。
※これは、有名な心理学思考実験ですよ。ナチスの拷問やCIAの尋問じゃありませんので…
実際、ガチでやったらどうなんのか興味あるけど…催眠の効果次第ってだけだろと軽く考えてはいけない!
ぼくらは、この世に生を受けて…
まず、こうやって暗示をかけられているんだよ。
それは、愛情という『暗示』…
宗教で語られる、死後の輪廻なんてのは気休めなのか…はたまた方便に過ぎないのか?
と、忌まわしき前世の呪いを払拭できたと安堵していた矢先、ふと思ったのよ。
ヒンズー教やバラモン教で語られる生まれ変わり、すなわち転生とは…意識を細かく分断していった先にみえるもんじゃねぇのかなと思われますよ。
もちろん身体の連続性は寝相とは関係なく保たれてるんでご安心下さい。
おおげさな言い方をすれば…
そこには確かに因果律が働いてますよね!
不摂生が過ぎれば、体調崩すわけだし。日々の習慣や努力は、記憶と身体が補い合いながら、連続性を紡ぎ出してくれている。
なんらかの連続性がある限り、因果律が全てを支配してるってわけです。
間違っても!!!!!!!
お前の不遇は前世の報いだっーなんて因果律はありゃしないってことよ。さしあたって連続性がないじゃん、身体にね。
「あ〜、腹減った」と、いう意識は…満腹感と、同時に消えて死んでるじゃないか?
満腹感のあとには、「あ〜、腹いっぱい食べたら…なんか眠くなってきちまったなぁ」と、新たな意識が…しっかり生まれてるだろ?
今この瞬間の私が、5秒後、10秒後の私を形作っていく!だからこそ…
善行のススメになるんだろぉなぁ…
その行いは、やがて我が身に返ってくるってわけさ。
えっ、そんなこと言われてもやっぱ苦しい?
そりゃ苦しいと思ってる"私がいる"と
思い込んでるからじゃん!
そもそも私が居ないと考えてごらんよ。
誰が、苦しんでたの?
いや…だから…私…
いや、そのグルグルサイクルから抜け出せよ…ってわけ
一神教じゃ、
生まれ変わりは基本ないんだよ。
死んだらパラダイスか、
説教部屋…なんだからさ。
だからこそっ!
ぼくら一人一人にある主観意識という…この生涯は唯一無二、永遠という時間のなかにある一瞬のきらめきにも等しく…後悔なく全うしようぜってことなんじゃねぇのかな。
…って考えるとね。
『運』の良し悪し…
なんてぇのは、ぼくらが連続した主観意識を通して眺めた風景から判断して言ってるに過ぎないわけよ。
毎晩、死んで…翌朝生まれると思えば、今この瞬間に感謝してご臨終…もしくは、どんな後悔も今この瞬間にご臨終。
そして、気分新たに生まれ変わる(転生)ことが、『運』になっちまうってわけさ。
忘れろってことじゃなく…引きずるなってこと。
もし…あなたが不幸なら、
もし…あなたが不器用なら、
もし…あなたが救いようも無い馬鹿なら
明日は今日よりも不幸に慣れているはず
不器用さに磨きかかっているはず
救いようがない馬鹿に…
救いなんて必要なかったんだと理解できるはず!
BE THE HAPPY
細かく分断された意識のその一つ一つが、ポジティブにあれば…
※一人で、この画像にツボってました…。救いようもない私を今年もどうぞ宜しくお願いいたします。
あら不思議…いつもハッピーな一生が送れるよってわけ。