裏読み©︎inema

旧作映画を中心に裏読みをしていきますね

《 飲茶 休憩 》

どうも、こんばんみ

あなたの心の友、鉄観音です

 


今日は映画の話は置いといて…

僕のハンドルネームについて(๑・̑◡・̑๑)

 


鉄観音(てっかんのん)てね、烏龍茶に微量含まれる高級な茶葉なんす。また、鉄観音だけでも楽しめる中国茶の一種なんですよ。

 

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ほら、こんな茶器で…

 

 

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ほらほら、こんな風に…

 

 

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石塚さんじゃなくても…「マイウー‼︎!」

 

 

 

 


今日はそんな鉄観音と僕の出会いの話。

 


もともと珈琲中毒だったので、お茶やティーなども好き嫌いなく、たしなんでたんですよ。珍しいお茶があるよと聞けば…へぇ~、どんなもんかい?ってね。

そんななかで勧められて飲んだ中国茶鉄観音だったんですけど…特にうまいとも、まずいともなくでした。

月日は流れてある時、ほんっとに興味本位でネットショッピングでポチったわけです。また、飲んでみよっかなぁくらいに。

届いた商品が、こちら。

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うう~ん、全くもって…チャイニーズです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

見様見真似で…茶を淹れ、呑んだ瞬間‼︎‼︎‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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石塚さんになっていた…僕。

と、同時に…

 

 

 

 

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松田優作さんにもなっていた…僕。

 

そっからは、茶器を揃えて…どハマりですよー!でね、またおんなじ茶葉をポチりにネットショッピングしに行くんでがんすが…

 

 

 

 

 

 

 

Σ('◉⌓◉’)

ないんす!あの…

チャイニーズ鉄観音がないんす!売り切れちゃったとかじゃなくて、出店舗自体がアブラカタブラしちゃってました…

チッΣ(-᷅_-᷄๑)と思いながら、他にも山ほどある出店舗から鉄観音をポチり…呑んでたわけなんですが…なんでしょうねぇ。不思議なもんで、石塚さんや優作さん的衝撃が日々薄れてくんすよ。

また、殉職したかった僕は…ことあるたびにあのチャイニーズを探していたんです。

 

 

 

 


とある時ね、中国茶の教室に参加する機会をもらって…そこで、思い切って先生に聞いたんすよ!

僕の衝撃的な鉄観音との出会い。ながらも…淡い初恋を追いかけているような今の心境であることついて。

すると、先生。にっこり笑って…

中国茶ってね、すごいおおらかなの。悪く言えば、日本人感覚である品質の管理がないというかね。同じ産地で同じ農家さんの茶葉を仕入れても、毎年味が違うのよ。おもしろいでしょ?だから、お茶との出会いも一期一会なの。素晴らしい出会いを期待して、毎年仕入れに行ってるんだもの、私も!」

 

 

 

 

 

 

 

⊂(((・ロ・)))⊃…
開いた口が塞がらない衝撃的事実でございます。それでも、ある程度の品質管理を求めるなら、台湾産地のものを選ぶと失敗はないわねとのお慰めを聞き…

 


もう二度と出会えないであろう、あの味を思い出しながら…今日も飲茶してる私です。

 


でもね、最近は…あれっ、今日の茶は「マイウー」だな…と気付くたびに…その瞬間を純粋に楽しめるんすよ。

 


もう、二度とこない…

 


この瞬間だけを楽しむ…

 


中国茶の奥深さなり(๑・̑◡・̑๑)

【ダークナイト トリロジー】

f:id:tekkan-non:20190223162907j:image                                 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. 

その偉大なるヒーローレガシーを見事現代に蘇らせたばかりか…あらたな金字塔をおっ立て、絶景をみせてくれた三部作であろうことは言うまでもない。けど…言っとくよー

おそらくは…ヒーローと名うつジャンル、カテゴリーにおいて、紀元を刻みつけたと言っても過言じゃあるまい!

ダークナイト以前、そして

ダークナイト以後として後世まで語り継がれるであろう…

 


また、お会いしましたね。あなたの心の友 ♪(´ε` )

鉄観音(てっかんのん)です。

 


ダークナイトライジングにて…次回のデート約束を交わしたでしょ?ほら、カフェで…

えっ?お忘れですか…じゃ、今宵は酒でも酌み交わしながらダークナイト紀元、その頂からの眺めを肴に…

 

  語ろうぞ!

 

完結作ライジングにて、ブルースとアルフレッドのメタ演技を喰らっちゃったのも記憶に新しいですよね?

え?…

「きいてないよー!」という上島さんはこちらへ

【ダークナイト ライジング】 - 裏読み©︎inema

 


まずは世界の成り立ちからみていきますよ。

なぜ?というあなた…ナイスツッコミ有難う!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ブルースとアルフレッドは、仲間たちのみならず、なぜ観客までも欺いて逃避行へ旅立ったのか。

 

そこなんすよ!

 

そこにこのトリロジーが残した偉大な碑が打ち立てられてるんすよ!

 


ボンボンと執事の、ただのいたずらにしちゃあ引っかかるよね…だって、あれだけの熱血夜回り先生ぶりを見せつけられてきてさ、「いやぁ、そろそろ後継者に席を譲ってさ、余生はゆっくり温泉巡りでもしたいなぁ…」と言うブルースを誰が引き止められよう!

もう十分だよ、先生!お疲れサマーっス!

        (´༎ຶོρ༎ຶོ`)

ってな観客を欺く必要は…ないのだから!

 

 

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     …GO!!!

原始時代、かつての狩猟採集民のひとまとまりのチーム(想像しやすく100人以下)たちが狩場や縄張り内外で他所のチームと出くわし、淘汰と統合を繰り返しながら大きな規模の集団(想像しやすく1000人以下)になっていく過程で統率者は集団維持のために『共通の概念=わかりやすく言や、モットーですを作り、まとまりを保ち、より団結を固めながら組織として巨大化していくわけです。これ専門家からは異論あるでしょうが(そもそも権威ある専門家さんは読んじゃいないことは重々承知の上)、ここではイメージしやすく統率者が…みんなをまとめるためにと表現させてもらうだけです。

 

ちょっと想像してみますよ。ひとクラス30人の教室内ではその時点でみんな仲良し。なぜなら、その時点である程度の優劣関係が浸透しているから。あいつは俺んちより金持ちだとか、出木杉くんに今度のテストの山をきいちゃおっとか、しずかちゃんて…とかです。

さぁ、先生たちが怠慢(ストライキにしときまつか)でクラスをどんどん統合していきますよー。はては、校長まで色ボケてやる気ナッシングー、隣町の学校とも統合しちゃえと。さぁ場合によっちゃ、もう数千人規模のひとクラスができあがっちゃいますね。だれが自分のライバルで、だれが心の友で、出木杉の中の出木杉はどいつなんだ。そもそも、授業すら続行不可能。そりゃそうだろって…

でもね、これ人数が増えすぎてまとまりがつかないよってところが問題じゃないんです。だって、日本各地で行われる盆踊り大会やそれこそ、三大祭りの規模をみてもある目的に向かってみんな楽しんでるでしょ?その目的とは?そう、楽しもうぜ!ってとこ。そりゃ中にはその目的のためにハメ外して逮捕者や迷惑野郎も出ちゃうけど…

目的が明確に全員で共有できているかぎりは

一定の秩序が自然発生的にうまれ  人数は問題とは

ならないのです!

要はより明確でわかりやすい(受け入れやすい)共通の目的さえあれば人数は関係ありませんよってわけ。

数千人規模の教室で、「さぁ抜き打ちテストやるぞー」なんて無理なの当たり前だのクラッカーなんじゃなくて、せいぜい30人規模のクラスで「ほら、教科書しまえ。普段真面目にやってりゃわかるだろ~っ?」「ちっ!しゃーねーなー」「ブーブー」くらいのゴタゴタでことは進むのと同じで、数千人規模なら機動隊の出動くらいでことは進むのです。

規模が違うだけ。

そして…この最大規模の教室統合こそ、国家に他ならないのです。

『アプリゲー課金は月1.000円まで(ルール)!その中で最善を尽くし、最大限の成果を目指して頑張ろっ(モットー)!』という鉄の掟は、我家を超えた規模の集団には共通概念(モットーね)に成り得ません。課金に糸目をつけない奴もウジャウジャ…そもそもアプリゲーに興味もない奴だってウジャウジャ。

国民みんなの共通目的=日本で言えば日本国憲法それ。法律はルール。

国家が掲げるモットー

なんてのは、より抽象的でなければ受け入れてもらえないレベル。

モーゼで有名な十戒

「汝、殺すなかれ…以下省略」なんてのはまさにコレ!

みんなが受け入れやすい

集団維持のためのモットー…

そのもの

そのモットーを発表させた神様(ここで指す神とは、ユダヤ教唯一神)のおぼろげな正体がみえてくるでしょ?

集団の維持というまとまり…です。イメージしやすく言うなら、国家

つまり、国家という大規模な集団の維持は教室の生徒一人一人が話し合ってつくったんじゃなくて、先生たちが職員室で決めたんじゃなくて、文科省の官僚たちが徹夜で作ったんじゃなくて、大規模集団維持のための概念(つまり、想像上のシンボル)がその目的のために用意しておいた自然の摂理。そうしないと集団維持できないよという自然の摂理。最初にその摂理に気付いちゃったモーゼというわけ。「誰におせーてもらったんだよー?」という荒くれ愚民に苦し紛れに…「カ、カミ?…」(…ってことにしとこ)という想像上のシンボル、つまり神が自動的に発生してしまったことは…全くの計算外。以後ややこしい宗教戦争の火種になっただけ。そのマニュアルに則って星屑のように様々な王国、文明社会、国家、団結した民族が誕生しては消え…淘汰を繰り返して近代社会に至るわけでつね。

モーゼがその摂理に気がついたというからには、気がついただけで摂理は宇宙誕生の瞬間から普遍的にあったわけです。重力はニュートンが気付く前からあったとおり。

冒頭、狩猟採集民チーム合戦の淘汰が進むなかで集団規模が大きくなってく話しましたよね?統率者が増えていく仲間みんなをまとめるために共通の概念(モットー)を考え出してってやつ、アレね、考え出したというよりも…その摂理に気づいたもん勝ちなのよ。気づけない統率者のチームってね、他所のチームにやられる前にチーム規模が一定以上になった時点で内部分裂始まって自滅よ。30人規模の学級崩壊があるくらいですよ、昨今の統率力なんて。

 

さて、バットマンのいるゴッサムシティも例外なくこの国家という大規模集団の中の一地域に属していることに異論ないですよね?

 

補足として、僕は神を否定はしませんよ。自動発生的に神というシンボルはできちゃったけど…じゃその摂理はだれが用意したんだよ?用意できる誰かがいたんだろ…と、いるともいないとも判断しかねるあたりです。

 


さてここまでが人類史という物語の歩みであり、

この世界の成り立ちでございますよ。

 


さぁー長々とした前説で場はあったまりました

でしょうか?

 

             なげーよ(野次)(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾

 


一切、聞こえません(・ω・)はい 

物語の成り立ちが見えて来たので、

次、その設定ですよ。

 


べんべん!2時間目(・∀・)ノヒャァ…ぅぃ、GO!!!

 


バットマンとは、実はこの集団維持のための社会秩序というバランスをとっているだけ。正義のヒーローでも、怪しいコスプレ野郎でも、超人(鳥人)でもない。バランスをとる必然性のため…バランスをとる相手が不可欠。はい、スケアクロウ、ジョーカー、ベイン。両者(バットマンと…宿敵)は相対的に必然性をもって存在してますから、片方だけでは存在できないのです。

 

だけどさー、バットマンが現れるまでゴッサムじゃ地元マフィアやスケアクロウがやりたい放題やって存在してたじゃん。

その通り!ゴッサム市民という弱者とバランスをとりあいながら相対的に必然性をもって存在してたでしょ?マフィア連中だって、いじめる相手が必要でしょ?その弱者の味方であり、これまでのマフィアレベルじゃない弱者のレベルで秩序バランスを取り戻そうとバットマンは奮闘したわけでつね。かつてブルースは両親を…マフィア絡みの強盗に殺されちゃってますやん。

 

マフィアvsゴッサム市民が…

 

マフィアvsバットマンに代わり…

 

ジョーカーvsバットマンへと…

 

ここでジョーカーはこのカラクリをバットマンにも教えちゃいます。

 

『俺ら、いいコンビだよな?

     コスプレ愛好家同士よっ!』

 

バットマンは…受け入れ難きその真実に「でも、よくよく考えりゃそうじゃん!」と、ヒーローニートという秘奥義を出さざる得なかったのです。さて、どこまでも相対的にしか存在できない自分たちを最終最後市民のもとにまで戻したとき、なにが起こるか?あなたには想像できるだろうか?ヒーローもいじめっ子も要らない平和な世の中じゃねえの…とはならないのだ。それは、それだけでは存在できないこの世の中の摂理みたいなもんで、

 これをこれとするために

 相対のあれ必然とする‼︎

とは…かの有名な…いや、僕がいま思いついた言葉…なんだけどさ、その摂理はこの宇宙誕生の瞬間から普遍的にあった。

             いわゆる二元論てやつ。

                              つまり…

 

弱者市民が弱者市民であるためには、

                  相対の強者統治者が必然となる。

 

強者市民が強者市民であるためには、

                   相対の弱者統治者が必然となる。

 

極端だと感じるなら、言い換えよう。

 

(⚪️⚪️)市民が(⚪️⚪️)市民であるためには、

                  相対の(⚫️⚫️)統治者が必然となる。

 

あきらめ悪く、⚪️⚪️と⚫️⚫️を残したわけではないよ!市民と統治者は相対関係を維持するために白と黒、つまり陰陽相対関係なのだ。だって国家ってこの仕組みなんだから!そうしなきゃ巨大規模の集団維持は続かないという自然摂理なのさ!

 

ちょっと何言ってるかわからないという富澤さんにも分かりやすく例をだすよ。

 

上記の⚪️⚪️と⚫️⚫️にはより明確な性格を与えるために、対義語をあてるとこの世の中はよりバランスよくなるわけで!

 


優しい、市民には

優しくない、統治者が!

 

おー、( ̄▽ ̄;) 納得!

 


出来損ないの、市民には

よく出来た、統治者が!

 

おー、( ̄O ̄;) 正論!

 


    平和を愛する、市民には

   …なんか糞食らえな、

 統治者が

 

そ、そんなぁ…(・・;)まさか…

 


あまりにも目を背けたくなる事実であるがゆえ…伏せ字にさせてもらうが、そおゆう統治者を民意で選ぶわけではない!自然発生的に現れる摂理でしかないのだ。それを体現していたのが、トゥーフェイスと化した

f:id:tekkan-non:20190223003426j:image                                    ©2008 Warner Bros. Entertainment Inc.

ハービーデントだよね。

ヒーローもいじめっ子もいなくなって、平和をみんなで享受できるお花畑時代の到来がくるねとガーデニングセットなんか用意しようものなら、より邪悪な何かを到来させる時代背景、下地、潜在的な憎悪をせっせと準備してるだけという悲劇的なサイクル。まさに…

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ベイン先輩じゃないっすかー!

 

これは、偶然の産物でも回避可能な危機なんかじゃない、宇宙誕生の瞬間から普遍的にある摂理なのだ。いわるゆ、神(というシンボル)が定めた掟。

 


さあ、ここまでが物語のなかの設定ですよ。キャラの役割が見えて来ましたね。

 


バットマンの映画の話じゃなかったのかよとドン引きされてまで、ここまで読んでくれた皆さん。マジ本当有難う。

何が言いてぇんだよ、基地外野郎!

という歓声もあるだろうから…

さらに盛り上がって

いきますよ!٩( ᐛ )و

     まとめていきますよ!べんべん!

 

 

 

仮に前述の相対バランスになるべく悲劇的な事態にならないようなバランスの良い対義語を当てはめるなら…「頑張りすぎずに平々凡々、そこそこで満足できて、最後にゃ運命受け入れて、ぽっくり逝きてぇなぁ」という無欲な市民像が浮かび上がってくるわけで…絶賛ゆとり世代の結婚や出世にも、それほど興味ない草食系の現代若者像…がしっくり当てはまるのだ!絶句する団塊世代じゃなくても、これは僕らがこれまで信じて闇雲に追いかけてきた人生目標とは正反対の負け組だったはずだ。

しかし、そう決めつけるのは、早計であり摂理のバランスとして自然にそうなっただけのことだと分かれば…そして、自然選択の結果だとすれば…ヒーロー像なんてものが、この先の子供たちにとっては、古代ギリシア神話程度のおとぎ話にしかならない、むしろそれでいいということに他ならない。…

ヒーローらないのだ!

ヒーローが必要なのではなく!みんなが受け入れられる(受け入れやすい)モットーがあればいいだけなんだよね。それで統合された教室という大規模な集団内でも、自然と秩序が生まれる。

 

それでも、こんな話理解できない!そんなはずはないと市民が主権を持って、弱者市民レベルでバランスをとり、治安を心掛け、より良い統治者を選別し続けても、『善良な市民が善良な市民であるためには、相対の邪悪な統治者が必然となる。』例の極端な例文に向かって行かざるをえない。秩序を守るための存在は相対のアンチ存在を生むだけでしかないことは、よくわかって頂けたと思う。

 

要は教室内で起こるゴタゴタを大規模にしただけのことなのだ。規模がでかいから、僕らはそれを只事じゃないと大騒ぎする!テロリスト然り。地域紛争然り。民族紛争然り。宗教戦争然り。国家間のそれ。世界大戦。然りある。

衝突がうまれるところには相対の勢力がちゃんと在るのだ。衝突がないところには、勢力も権力もない…カオスという無秩序があるだけなんじゃないだろうか?

 

バットマンというキャラクターの役割ですら、その巨大な教室のなかでバランスをとってる駒でしかないのだから、ブルースとアルフレッドが仕掛けたミスディレクションから、まさに

この

世界成り立ちその中の

善と悪の相対原理

を見抜かなくちゃ

いけないよという訳

だったんでござんす。

長々とヲタ話ぶちまけてきたんだけどね。…で、

見抜いた上で、単なる引退じゃなく、抜け出さなくちゃならなかったというわけなんでござんす。同じ物語のなかのキャラクター面々を欺くばかりか、物語をハラハラドキドキ見守る観客までも欺いて!

これは、ヒーローの引退劇なんかじゃなく、バットマンという物語からのヒーロー自身の…

そこからの

脱却だった

のである。ヒーロー自身がこの物語から脱却しなければ、一人一人の市民が物語の存在そのものにも気づかず、その中での喜劇役者のまま終わってしまう。もしくは、観客である僕らもそこにある物語を客観的に楽しんでいるだけに終わってしまうよ、と。

 

そして、弱者市民はいつまでもバットマンに頼り切るばかり。本人が救われたと思い切らない限り、救われても救われても困ったことが起こるたびに救いを求め続ける…

つまり…

誰も…

救い切れない

救われ切れない

という…

『救い』の原理。

ブルースが逃避行にドロンジョさまを同伴させたのは、なにもムフフのためなんかじゃない。彼女は「市民を救う義務なんかないじゃない」ということに気づいていたから。

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一方のフォックス、ゴードン、ロビンに至っては…ブルースの死を惜しみ…その意志を受け継ぎ…俺たちが頑張らなくちゃなぁ…という物語のなかの設定である責任感にどっぷりなのだ。それは…喜劇役者でしかない。

 


さて、ブルースとアルフレッドはどの時点からメタ演技で目くらましをし始めていたのだろうか?推測の域はでないが…ジョーカーとの死闘以降の引きこもり8年間にせっせとネトゲー依存症にもならず…準備をすすめ機会をうかがっていたと仮定しよう。

 

扇屋フォックスに「バット(ビークル)なんてものもありますぜ、殿!」と見せつけられる前にオートパイロット(旧式の自動運転機能)がブルース・ウェイン名義で書き換えられていた!ことに扇屋は愕然とする…ライジング冒頭から、この完結作のブルースとアルフレッドの掛け合いのセリフひとつひとつが、入念に練り上げ用意された『ヒーロー殉職・そして物語からの脱脚』計画のためのメタ演技であるという前提で見直すと…小憎らしいまでに確信犯的に僕らを欺いていることが分かる!

 

ブレイク刑事(ロビン)へ、バットケーブを託す手筈はいつ?誰が?

 

ウェイン財閥は解体され、資産は売却、管理、整理されても…土地と屋敷は"恵まれない孤児たち"の施設のために!

それを気にしていたブルース…

 

奈落から、封鎖されたゴッサムにどうやって帰還したんだよ、ぼっちゃん…

 

ルフレッドの提言通り、カフェで再会したことを…単なる偶然と見るか、仕組まれた計画とみるか。

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恐らく、途中から姿をくらました首謀者の暗躍によるところだろうと合点いく…だろう。つまり、描かれたストーリーの裏で首謀者とその共犯者の別計画があったことを推測しなければ、ストーリーの表層では辻褄が合わないモヤモヤがアラとして残ってしまう。

 

 

 

 

 

 

そして、キャラクターを超えた視点をバットマンにも見せたジョーカー…そいつ。

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なんとゆう…恐ろしい男。その視点に至ったバットマンも…物語という舞台から脱却し逃避行したわけだから、彼らには永遠に決着はつかない。どちらの勝敗でもなく永遠に決着は…つなかい…。

       『永遠のライバル』

これ原作物語の設定へのオマージュだよね。もっと恐ろしいことを言えば…ジョーカーの先見の明(無計画に見えるんだけどね)、そこからの俯瞰(達観した視点で原理を見抜いてる)、もしかしたら…ヤツの言葉は正しかった(結局、バットマンを排除してしまったわけ→マフィアたちに約束した通り。おまけに排除してもマフィアの時代は来ないよってのも)…とすら気づいたら、あのベイン先輩ですら、ちょい可愛く思えない?リアルジャイアンを地で行ってたけど…役割はキャラクターのそれ。むしろ、バットマン逃避行計画のための駒だったんじゃんと思うと…お疲れ様っすだからね。

 


「さぁ、バットマン亡きいまこそ、我ら市民一人一人が立ち上がるのだー!」というそれは…かのベインの掲げたスローガンにほかならないところが悲し過ぎる。『立ち上がれっ!ゴッサム市民たちよ!』となんら変わりない…という

アンパンマンを見るがいい!彼は相対悪を裁く上に、空腹という生理現象すらも満たすため日夜飛び回ってる。彼のヒーローとしての苦悩を思うと、涙が…いや、苦悩する固有の頭を持たないが故に…いつもホカホカの笑顔なのか…これからも僕らに愛と勇気を!

 

 

 


「誰も救い切ることはできない!救う義務もない!」これがバットマンではなく、あなたが信ずる神のセリフだったとしたら?神様とて、神頼みしてくるファンはかわいいだろうが、救う義務などないのかもしれない。そう!世界の成り立ちにおける神とは…集団維持のまとまりを保つためのシンボルに過ぎなかったよね…

宗教に関わらずとも、あなたの信念や美学や主義や主張をあなたが信ずる神と言い換えても同じこと…

 


尊敬する前田有一先生も言及されている、この作品における大乗仏教ではない、小乗仏教的救いの示唆を…最後に僕なりに繙かせてもらいたい。

めっちゃ乱暴に解説させてもらうと…

大乗仏教(ダイジョウブイv(๑・̑◡・̑๑)と覚えよう!)

ってのは、信じるなら誰でも救ったげるよという大手量販点みたいなもん。

一方、小乗仏教とは、その(受け入れがたい)教義ゆえに大手量販点とは、真逆の…

[分かる奴にしか売ってやんねー。うちの商品はどこにでも売ってるもんじゃねぇ!]

という激レアな教え(真理)のことなのである。

 


今日ここで僕が述べたことは、大手量販点では到底誰も買わないだろう、ましてや量販点なら陳列すらさせてもらえないだろう、それなのである…

 


あとは、ロビンがゆとり世代真っ只中の純草食系であってくれることを願うばかりだ。

悲しいかな…巨大な権力は相応の反権力を産むなら、権力の分散を、しかしその行き先はカオス。カオスの中からはやがて新たな勢力が権力へと…というサイクルの中では、まさに小乗仏教的救いを各自が見つけなければいけないのじゃないかと思ってしまった。

それはこの世界の成り立ち(物語)を見抜き、相対的に現れる(善悪という)バランスを眺め、そこから脱却するという本来の根本的な救い…に気づくことに他ならないのではないだろうか…


今宵も妄想にお付き合いいただき、本当に有難うございました。ご意見・ご感想・罵倒・野次…お待ちしてます。

 

【ダークナイト ライジング】

f:id:tekkan-non:20190217103128j:image© 2012 Warner Bros. Entertainment Inc.

2012年公開 ダークナイトトリロジーにおける完結作!そして…監督・脚本・製作は、我らが

クリストファー・ノーラン

 

ノーランサイコー( ̄Д ̄)ノでお馴染み。

あなたの心の友、鉄観音(てっかんのん)です。

今回はそのトリロジーではなく、完結作ダークナイトライジングを取り上げたい!もちろん、映画史に燦然とそびえ立つ前作ダークナイトその後という位置付けで多少見劣りするという批評もあるくらい…

だが、僕はひそかにダークナイトライジングありき!そのためののビギンズとダークナイトとすら思っている。

 


子ども心に遠足はその前日のワクワク感が楽しいだけと悟れば、本命はどちらか分かるだろう。遠足あってこそのワクワク感なのだから。しかし、ノーラン監督は当初、完結作の必要性はないかもしれないと乗り気ではなかったらしい。それは、一理ある。もう、遠足前のワクワク感を経験したから、いいでしょ。明日の遠足は中止‼︎…となれば、子どもたちは大人を信じれなくなるが、ワクワク感という醍醐味の後の遠足はそれ自体は意外とただの遠出というだけ。遠足って楽しいよねっていう思い出にはその前日のワクワクから始まり、はしゃぎすぎてバスんなかで先生に怒られる。クタクタになって帰ってくる、そのトータルを言うのだ。何がいいたいかというと、トータルにする為に、遠足(という完結部分)はするけど、それは前日のワクワク感からは遜色にかけるという覚悟でね。と、ノーラン監督は批評家たちの批判をわかっていたのだ。だから、前作に劣るのかといえば違う。つまり遠足(という大本命の完結作)とは、そうゆうもんなんだ!ということ。

 


そこを理解すれば、

遠足(という完結作)のどこに

遠足(という完結作)たる本質があるかがみえてくる!

 


思い切って言おう!

僕は今日ここで述べることを世に発信したいがためにブログを書き始めた。

ここで述べることに気付かせてもらうために、数々の映画を見せられて来た…んだと。

自負している!

だから、今回の更新が僕にとっての…

遠足(という完結作)である。だから、言わんとすることは、ノーラン監督のそれと同じく…そうゆうものだという覚悟で、寛大な心で読んでね。

 

f:id:tekkan-non:20190217112822j:image© 2012 Warner Bros. Entertainment Inc.

前作ダークナイトの宿敵ジョーカーとの死闘によりバットマンはその存在意義を大きく揺さぶられ、我慢比べの引きこもり状態というところから物語は始まるが、見た目からラスボス感たっぷりのベインの地道な地下工作、文字通りの水面下工作を嗅ぎつけたバットマンはお外の世界に興味が戻って来る。まさか、ドロンジョさまのお色気に惹かれて戻るほど…でもない。

 


ベインもバットマンも同じ「影の同盟」の門下生である(同期じゃない、ベインがかなり先輩。しかも退学。バットマンもか…いや、自主退学か)という共通の接点があるわけだよね。

 

f:id:tekkan-non:20190217112852j:image© 2012 Warner Bros. Entertainment Inc.
そんなベインは正体なんか、どうでもいい!俺は何者でもなかった。このマスクをかぶるまではな。それよりも大事なのは…」と自己紹介しており、何者でもないのだ。

f:id:tekkan-non:20190217112912j:image© 2012 Warner Bros. Entertainment Inc.

一方バットマン「俺が何者かは関係ない。正体を知る必要もない。マスクで正体を隠すのは…」

何者かは関係ないらしい…つまり、ベクトル(方向性)は違えども、両者出発点は同じということに気付くだろうか?

 

そう、あの接点「影の同盟」学園である!

 

いやいや、ブルースはボンボンの上の超ボンボンだろ。という社会的地位への偏見がある庶民への目くらましを観客にも与えるとは、さすがバットマン。ブルースとて、身ぐるみ剥がされれば僕らと同じだったじゃないか!彼は超ボンボンである自分にコンプレックス以上の疑問すら感じてる…ただの成金野郎とは真逆の人だった。その詳細はビギンズに描かれている。何者でもない自分を内心自覚していたわけだ。金も地位も意味はないと。

資産も地位も失った上にベイン先輩とのガチンコタイマンにも敗れ、母校「影の同盟」へ送還され、補習コースからやり直してこいというわけだ。もちろん及第できなけりゃ、苦痛のうちに死ねというお墨付き!

 

f:id:tekkan-non:20190217105755p:image© 2012 Warner Bros. Entertainment Inc.
学園内の在校生(囚人ども)の年齢層をみるにつけ、どうやら彼らは落第続きの万年生らしい。そんななかに自力卒業のヒントを教えてくれる老齢生徒が…彼は明らかに卒業を諦めているが。

「お前は死を怖がっていない。それを強さだと勘違いしている。それは、脆さだ。…誰よりも強く闘うためには魂の鼓動が必要だ。それには恐怖を感じなければいけない。死への恐怖だ。…それには、命綱なし。それで恐怖を感じられる。」そのアドバイスにブルースは気づいた!あの命綱が結構重量あってさ、ジャンプ力を相殺していたんだよね!と…(´・∀・`)なわけねーだらっ、アフォー

 


同時に僕らも気付かなくちゃいけない!

かつてのブルースには、うなるほどの資金と全面バックアップしてくれるフォックスとアルフレッド。ゴードンの協力。朋友デント。たとえ自分がくじけても仲間たちがみんなで支え、協力しやり遂げていたというその生ぬるい覚悟…だった、ということを!これまでの死闘すらだ‼︎‼︎

穴蔵の底の彼は身ぐるみ剥がされ、仲間の助けも絶たれ、絶望的なまでの孤独。最後に頼りとなるのは自力だけだが、落ちたら…終わりというリアルな恐怖を感じなければ飛べないと分かっている奈落を前に、恐怖こそが魂の鼓動となり得るというわけだが…

その孤独感を見せられてもあなたはブルースを超ボンボンの俺たちとは違う人間だと呼べるだろうか?地位や名誉や財産や人徳がヒーローとなれる資質なんかじゃなく、それは孤独と死への恐怖に向き合う勇気だけなのだ。

そう、

一般ピーポーだろーが、庶民だろーが、凡人だろーが、貧乏人だろーが、関係ない。

そして、その恐怖ってやつは意外と

一般ピーポーや、庶民や、凡人、貧乏人である僕らこそ常日頃から見慣れてやしないかい?

残りわずかな貯金残高

(´༎ຶོρ༎ຶོ`)Oh!Noooo…

 

本当に信じていた心の友が実はジャイアンだったとか

(´༎ຶོρ༎ຶོ`)Oh!Noooo…

 

元カノが違う彼氏と同じ映画を観にきてたとか

(´༎ຶོρ༎ຶོ`)Oh!My God…

 

常に身近にありすぎて、むしろ気づいて恐怖から目を反らし続け僕らの処世術と化しているではないか!

ブルースだから、出来たのではない!ブルースは、ただ

やっただけなのだ!だから、ヒーロー足り得た!処世術にボケている一般ピーポー、庶民、凡人、貧乏人は彼の偉大さを取り違えている!

 


最終決戦を終え、裏ボス(学園長の娘)の目論見も崩れバットマンは融合炉と共に…

 

f:id:tekkan-non:20190217111842j:image© 2012 Warner Bros. Entertainment Inc.


ドロンジョさまとカフェで茶しばきながら、アルフレッドと視線を交わす。

 

f:id:tekkan-non:20190217111924j:image© 2012 Warner Bros. Entertainment Inc.


はて、不穏な胸騒ぎがしやしないか?

 


ブルース様をお支え、お守りできなかったことをウェイン両親の墓前で詫びていたばかりじゃないか!

 


そう!これは完全な

ミスディレクション

観客を錯覚させて騙す超ボンボンとその執事の…もとい、超高難易度の引っ掛け演技をしてたとしたら…

いわゆるメタ発言(物語のキャラクターがその設定を超えて画面のこちら、つまり観客に話しかけてくるような)の更に上…巧妙なメタ演技をブルースとアルフレッドで仕掛けていたのだとしたら…

誰に?アナタだよ!

ホラ、画面の前のアナタ!

ルフレッドは間違いなく、ブルースの逃避行に1枚噛んでる!そしてブルースもそれに乗った。元から(いや、厳密には…このライジングにおいて)ボンボンと執事は、仲間たちのみならず、僕ら観客までも欺いて緻密な計画通り逃避行する算段だったのじゃないだろうか。

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でもさぁ、ケンカ別れして…

 


いいかい、あのアルフレッドだよ(としか、力説できないが…)コアなマニアファンなら、分かるだろ?あの、抜け目なしのアルフレッド。すべてをかけて支え、味方し、時にウィットにブルースを導いてきた、あのアルフレッドだよ?あのケンカシーンの決別の理由のくだらなさというか微妙なラインで、まぁしょうがないかなぁと思わせるその理由にコロッと騙されちゃいましたよ!『敵を欺くには味方から』なんて孫子兵法をこんな形で体感させてくれるとは…ノーラン監督、策士ですね。

ブルースとアルフレッドの息のあった掛け合いは…バットマンシリーズの名物なのです。寅さんでいうところの…寅さん名物口上みたいなもん。

お決まりなの!

 


僕がこの映画を遠足の思い出における遠足当日と位置付けた理由はここにある。要は宿敵と死闘を繰り広げようが、ヒーローの苦悩あろうが、ラブロマンスあろうが…シリーズとしての名物がこっそりとミスディレクションというカタチで入っていることに気づけないと…なんだかなぁとモヤモヤしたヒーローの引退劇を惜しむだけに終わっちゃうわけ!

 


遠足当日の醍醐味とは…お約束の…そう!おやつ¥500以内というアレを食べる瞬間だーっ!世代がバレるか…

ベタなお約束が1番楽しみであり、事実楽しいのだ。いつも家で食うおやつとは格別違ったろ?

 

 

 

 


でもさ…なんでブルースとアルフレッドは、仲間たちのみならず、観客までも欺く必要があんのさー?

 


そこなんすよ!

そこにこのトリロジー3部作が残した偉大な碑が打ち立てられてるんすよ!たぶん…

 


う~ん( ̄^ ̄)ただのいたずらじゃねぇの…

 


じゃねーだろーという深読み、裏読み、妄想をさせてくれるのがノーランでしょ!

 


うぉーっ、見事にだまされたーっ!というところでブルースとアルフレッドに乾杯。

 


ps 紅茶をすすりながら…いやぁ、語っても語っても語りつくせぬ、この超大作。まだまだ、語りつくしたいことがあるので、いずれまた、どこかで、カプチーノでも楽しみながら…必ず。

【インセプション】

 

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ネトゲ廃人たちよ、戻ってこなくてもいいんだよ。

 

僕ら、いずれにせよ

認識している部分を世界と名付け。世界と名付けた場所を現実と思い込んで生きていくしか

ないのだから。

 

やーれんそーれん。

そーれん。

そーれん。

 

はいっはいっ

ノーラン節全開の難解なテーマと設定…

           ここは夢の何階⁈…な衝撃作。

 

    クリストファー・ノーラン監督

          2010年SFアクション大作。

 

ハイ、つかみはオッケーですね٩( 'ω' )و


僕らが睡眠中にさまよっているらしい…夢をモチーフにし、その潜在意識の中へ入り込み暗示をかける。もしくは、極秘(墓場までもっていきたい秘密)の記憶を盗むというトンデモ設定ではあるが、この作品には心理学、哲学、脳科学というあらゆる分野の理論が組み込まれて作られているらしいので、意外と僕らの潜在意識が紡ぎ出す夢ってこんなもんなのなのかもねと理解した方がいいのか。

夢の中の夢の中の…その夢の中の…その先。ストーリーは四段階先までめくるめく沈んでいくわけで。

 


ネット社会全盛も過渡期を過ぎて安定期の地固めが始まりつつあるように見受けられる、昨今。ネット社会という仮想空間は現実を凌駕して逆転させた方がしっくりくるほど発展している。

 

『わたしゃ、現金主義だし、夢の世界にゃ興味ないよ』とのたまう(要介護老人のような)石頭の人ほど生き辛くなるばかりにみえる。

 


最終的にコブは我が家へ無事帰還し、最愛の我が子たちのはしゃいでる庭へ出ようとする。念のためにここが夢の中ではないことを確認しつつ…しかし、その判断をしようともせず庭先へむかう。さぁ、ここは現実だったのかと観客を悩ませて終わるわけだが、冒頭に記したとおり僕らは認識できる部分を現実として生きているだけ。可視領域以外にも幅広く不可視領域の光線がとんでいながら、見えている明るさだけを明かりと思っている。可聴領域しかり。

難しい?

じゃ、…つまずいて転びゃ、痛いし。

甘いチョコケーキを食べれば…

なんだか至福のひと時じゃあ〜りませんかっ。

この生身の体がある空間が現実だろーと思っていたとしても、あなたがネットゲームという仮想空間へ飛び込み、思いのほか居心地よくなってみれば…わかるだろう。ましてやVRともなれば…尚更だ。周りの声は遠のき、空腹を忘れ、日常生活が薄れていく。それは、かつてあなたが現実だと言いはっていた世界。それを危惧する声が上がっていた世論も、社会も、ITネットワークがなけりゃ機能しないと来てるわけで、実はどっぷり仮想空間にお世話様になりきっちゃってんだから。

 

 

 


さぁ、僕らの現実と呼べる場所はあるのだろうか?

 


近年、脳科学者や精神医学権威ある博士までもが「脳が創り出す知覚認識すらも仮想空間である」と真顔で言っている。

そんなこたYouTubeでなおきマンショーみてる子供ですら知っているのだ。知らないのは(◉◉◉◉◉のような)石頭の人…というレッテルすら貼って差し支えないのかもしれない。

 


例えば、かつて人々は地球が丸いと知らなかった。船で遠出すると、端から落っこちるよと信じていたが、まあるい球であると判明し、航路を切り開き異文化との荒っぽい交流をはじめる時代があった。地球がまあるいと理解できない人には何のことやらと言うヲタ話にしかならない。ま、いまとなりゃまあるいことは事実であり正しかったわけだけど…それを理解できるかできないか、信じるか信じないかで世界の見え方が変わり、そおゆうふうに理解しといたほうがしっくりくると人々の大多数が思い始めて、初めてそれは正しいのである。

言い直そう、正しいかどうかの裁定を時の流れが下し始める。天文学者たちがどれだけ地動説を力説しようが物理学者たちが球体を説明しようが、命知らずの冒険野郎がいなけりゃ船出すらできなかったろう。その最初の最初の命知らず野郎とて、ある程度行って端っこから落ちなかったよと言う生還を繰り返し、それを巷で広め、論より証拠を示して地動説信奉者を増やしたはずだ。そしてそんな奴の名は歴史には残らないもんだ。コロンブスや、マルコ・ポーロは一等賞の当たりくじを最初に出せただけ。それまでに、まじ生活かけてハズレくじをひかされた無数の残念賞な冒険野郎たちが無数にいたはず…と考えるとプロパガンダによるところとも言えないだろうか?

 


戦争なんてのは、それの悪用例だとしているが、戦時中それは正しい概念だったというだけのこと。なんせ戦わなきゃ、敵が攻めてくるんだから。日本は敗戦を機に「だから、言ったろ」という声に立ち戻り、突き動かされては来たものの。あのまま勝利街道まっしぐらだったら、天皇陛下はいまだ神のままである。天皇陛下は神なのか。はたまた、象徴なのか。どちらが正しいとあなたは断言できるだろうか?

どちらも、

仮定の概念の上に

成り立っている…

正しさに過ぎない

ことがわかるだろうか?

 


話が逸れていくので、本線に戻すと脳を詳しく調べて調べまくったら、この認識や知覚すらも仮想空間と構造仕組みが似てるんだよねというわけだ。これは、

『仮想空間』という新しい技術と概念とが生み出されて、

初めて気づける

まったく新しいこの現実

世界の

正しさじゃ

ないだろうか?

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Credit: metamorworks/ EDUCAUSE © 2018

ホントに正しかったかどうかは、後世の時代検証がしてくれるし。どのみち、死後気付く…かも。幽霊となったあなたからは生の世界はネトゲーのヴァーチャルフィールドだったんじゃんくらいに。まさに、コントローラーを失ったプレーヤーくらいのもの…かもしれい

 


さぁ、ますます現実が薄れてきて頭が混乱し始めてきたところでまとめてみよう。

 

結局は…「認識している部分を世界と名付け。世界と名付けた場所を現実と思い込んで生きていくしかないのだから」冒頭の銘文に戻るのである。

俺は…『自分が現実であってほしいと認めた空間』であるここでいいや。苦悩も苦痛もあるだろうさ。でも、喜びもあるじゃないか。そうやって生きてくんだからさ。と

覚悟できる場所こそ!…が、僕やあなたにとっての現実レベル(現実であるとは、もう断定できまい。脳の知覚や認識までもが…仮想なら)なのである。現実レベルはまさに個人それぞれというわけだ。

 


コブは子供達と再会し、抱きしめ幸せいっぱいのハッピーエンドだったのだろうか?そこには、最愛の妻はいない。恐らく、自由自在に夢で愛妻を抱くこともできない、夢にでも出てきてくれよーというレベル。それでも、彼はそこを自分にとっての現実にしようと決めたのである!喜びも悲しみもあるけど、ここがいいと。だから、夢か現実かの確認なんかいらない。決めたのだから。

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ネトゲー廃人…それは…もはや一部のネットゲーム依存症生活破綻者をさすものではない。

すべての人が生きている個々の現実レベルの日々の生活そのもの。

私は生活破綻してないもーん。と、まだシラを切るのはご自由ですよ。

 

ネトゲー廃人と自覚し、抜け出せない君!覚悟を決めれば、君はそこで

生き、そして死ねる!人生の喜びと苦しみをどのレベルで味わうかだけの違い。家賃滞納が続き、大家さんがPCプラグを抜きにくるまでは。先に電気止められっか…

 

戻ってきたところで、この世界も仮想らしい。そして、覚悟を決めるまで現実というレベルは現れない。それだけのこと。

 

仮想のなかの仮想の仮想の、その先。仮想の階層を行き来してるだけに過ぎないのだ。

 


…ということを、気づかせてくれる作品なのかもですよー( ´_ゝ`)っと。ノーランサイコー!

 


 

 

《コーヒーブレイク Ⅱ 》

 

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僕ね、ジョンレノン好きなんすよ。

あのビートルズリードボーカルにして愛の伝道師となった彼のいちファン…

いや、この想いは彼を神と認めてると

すら言ってもいいくらい。

もはや…ありゃ、だろ!ってくらい。

 


と言っても、いちファン程度に市販のビートルズアルバム、ソロアルバム、ポスター、フォトブック…くらいしかコレクションできてませんよ。

マニアックな激レアお宝コレクターとか、早押し問題なら無双で即答できるマニア知識が…あるわけでもないんです。

あ、ちなみにリアルタイム世代じゃないです。興味ひかれた頃にゃ、お星様になってましたから、ジョンは…

 


彼はかつて…ビートルズ時代のアメリカ公演直前インタビューにて…

「俺たちって、キリストより

            人気あんじゃねー」

 

なんて英国ギャグをかましたら、

世論と権威の逆鱗に触れて即謝罪会見。

当時殺害予告まで出たくらい。

有名な逸話ですよね。

 


あー、そんな時代だからしゃーねーっちゃ、しゃーねーけどさー…

僕がその謝罪会見場に、記者のひとりとして

居たら…

 


おいおい、キリストのワールドツアーは…その死後だよ。生前の人気ぶりは…リードしてると言わざる得ないが、どうかな?君は世代を超えて愛されてくと思うかい?

なぁてつっこんだげたかった

これ、まじ思う!

 


そして、その後の彼の活動、作品、生き方はご覧の通り。数々の後世ミュージシャンのみならず、アーティスト、思想家、政治家…ジャンルを超え影響を与えていったことは言うまでもない。

 

 

 

 

 

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それを彼は…父を必要とせず、おこなった。

彼もまた…偉大だったんだよなぁ

【オール ユー ニード イズ キル】

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2014年ダグ・リーマン監督による

MADE IN USAのタイムループを題材にしたSF映画

桜坂洋による日本のライトノベル

オール・ユー・ニード・イズ・キル

という日本語タイトルで公開。

 

直訳すると…

(っ'-')╮ =͟͟͞͞🔪ブォン
殺すことこそがすべて!

ん~、なんとも意味深…いや不気味ですが、イーサンハントはこうやって強くなったんだねと理解すると、あの絶体絶命の不可能ミッションの陰にこれだけの犠牲が隠されていたわけだと納得でございます。

 


なんのこっちゃという、そこのあなた!

 


今日もかっ飛ばしてきますよ。

 

 

 

 


これね、ダーウィンの進化論的解釈が非常によくわかる興味深い作品なんすわ。

 


あの有名な…種の起源てやつです!

いや、知らねえとは言わさないよ。

えーっ?よく知らないってゆう富澤さんのために解説するよ、じゃあ。

 


『この世界に選択肢はなにもないよ。

起こるべくして、

起こり。

成るように、

なってるだけ。

すべてが、

その結果だよ。』

と言う…

 

実にシンプルで

明快な

給料明細のような

理論だよね。

富澤さん以外のみんなはよく知ってるよね?

身にしみてるよね?

 


もはや、これは理解できるとかできないってより…俺の価値ってこんなもん?という疑念を振り払って給料明細を直視すると…ま、こんなもんよ!と真実を語っていることに気づく…囧rz悲しい現実なのである‼︎

 

 

 

視点の問題。

なのかもね…

 

俺たちゃ、一人一人があーやって何度も何度も死んでんるって…ことじゃなくて。人類種として、あーやって死んでるパターン生き残ったパターンがあり、また生き残れるパターンを探し出して伸びてきてるわけ。

それを進化と捉えてもいいけど…

もっと適切に言い直すなら

「下手な鉄砲も、

数打ちゃ当たる!」

 

にちかいっしょ?


そんなはずねー!俺は幾度もピンチを乗り越えて、今の栄光を手にしたんだー!って、言い張ってる君は…ただの成功例(パターン)にすぎないよってこと。これは量子論の多次元宇宙解釈のそれ。ま、確かめようもないから、証明しようもないわけだけどさ…

さぁ、なんだか如何わしい以下の簡略図を参照いただきたい。

 

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ミッションを超えるパターンを探し出すためにケイジ(トム・クルーズ)は幾度となく振り出しからの挑戦に帰化(タイムループ)される。それは、訓練による賜物でも…知能戦略でもない。先へ進むための…

パターン探し

に他ならない。

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あなたが幾度もピンチを乗り越える選択をしてきたわけではなく、無数にあるあなたというパターンの中の生存者(成功者)だったに他ならない。

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逆も然り。不運な我が身を呪うことはない。たまたま、そういうパターンだっただけ。

究極的には個人の努力や能力や知能とは、無関係なパターンの選択に依拠するという

運ゲーに他ならないのかもしれない。

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そして、そのパターンを選択しているであろうマスターとは…おそらく遺伝子さんあたりなんじゃないだろうか(←断定はしないよ。遺伝子さんから聞いたわけじゃないから)と考えると…この僕がいる宇宙とは別に…バスローブ姿でワイングラス片手にしたハッピー俺がいる宇宙もあるだろうことは容易に想像

できる!

 

 

…虚しい(´・ω・`)だけやん

 


馬鹿もん!

その

(遺伝子か、神か、ハイヤーセルフか、魂か、超越した

何か…の)

選択を侮るなかれ!

それは、常に最善の選択であるのだから…

お前如きにゃ理解できねーだろーが、最善の選択の結果なんだよー…刻一刻と生き続けているお前が…

その確たる

証拠‼︎

ダーウィンさんに怒られた気が…した。


ダーウィンさんはそれを垣間見たのだろうか?それを話して説明したとしても、理解できるやつは皆無だったろう。当時は宗教的理由とその他学者たちの理解力不足から、オカルト異端児扱い。

後年、研究者たちのくだんの努力や考察により「もしかすっと…もしかすんのか?」というところまで来たと言っていい。

 


それでも、全てを理解できないのは…

給料明細をどれだけ凝視しようが、

そこに0は増え

ないから!

こんなはずはない!という夢見る僕らの視点がズレてるか…認めたくないだけなのかもしれない囧rz

 


以下にダーウィンさんの言葉を引用しよう。

 


    死は神や罪とは関係なく、

          自然現象の一つである。

 


   最も強い者が生き残るのではなく、

   最も賢い者が生き延びるのでもない。

 唯一生き残るのは、

   変化できる

         者である。※

 

 

 

  引用:Wikipedia

 

※この変化できる者とは…

バリエーション

パターン

を多くもつ

種ということだろう…

 

 


俺は!俺という

パターンのひとつだったのか…

その最善の選択を…

頑張っていこうと思えたよっ( ;∀;)

 

【パッション】

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原題:The Passion of the Christ

2004年のアメリカ映画。イエス・キリストが処刑されるまでの12時間を描く。

 


国内では、あまり話題とはならなかった(…と記憶してるけど)。というよりも熱心なクリスチャンか、M男くんの鑑賞用として…( ̄ρ ̄)失礼

 

 

 

言わずと知れたキリスト教シンボルであり、その奇跡の救世主イエスキリスト物語である。

 

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その教義や奇跡の真偽は触れずに置く。熱心な信奉者であり、同時に反ユダヤ人主義者(アンチユダヤ人発言でドヤ顔オラオラ系)として有名なメルギブソン監督の自主制作ガチ大作に敬意を表して、いつも通り裏読みしていきたい。

 


し、しかしこれは何ともし難い問題作であり、マニア以外に楽しめない( ̄ρ ̄)…じゃなくて、裏読みするにも神のご威光が行く手を阻んでしょうがない。ので、少しばかり聖書のお勉強をして浅知恵を借りてみた。

 


まずは"父と子と聖霊"で有名な三位一体、有名なトリニティという教義がある。(教義には触れないと言ったが、解説にとどめておくという意味)

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通常、父なるとし、その子をエスキリスト、そして父より降り注がれる祝福を聖霊と呼ぶらしい。そして、三位(上記の3要素)が重なりあって神という主体となる…らしい。宗派間で異論はあるものの。

 


なんとも難解であり、そおゆうものなんだといわれても、さっぱりピンとこない。しかし、映画という作品である以上裏読みくらいは許してね。と、そっと合掌…じゃなくて十字を切らせていただく。

 


みなさん、クオリアという言葉をご存知でしょうか?さぁ、ググってください。

クオリア   Wikipedia

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A2


そうです、感覚質と訳される哲学用語です。

たとえばですね。ハルウララかな昼過ぎに草原に立っている自分を妄想してください。春の心地よい風が頬をなでるようにふきぬけていきますよ。気持ちいいですね。その感覚の質感それのことです。別に苦痛を例に出してもいいでしょう。宅急便が届いたようです。玄関へ小走りに向かう途中タンスの角で足の小指をぶつけて、思わず叫び上がるあの苦悶の叫び!それのことです。しかし、その感覚質感の本質はたわいもないもの。春の心地よい風…それは季節の空気が移動しただけです。小指のジンジン感…神経伝達による電気信号です。なにがいいたいかというと、本質と僕らの感覚質の現れには隔たりがあるということです。痛い、気持ちいいの隔たりじゃなく、ただの空気の移動を気持ちいいと感じてしまうその感覚。それを気持ちいいと判断する感情はなぜ起こるのかという哲学的疑問のことです。

 


では、本題へと参りましょう!

痛いだの、気持ちいいだのが分かるなら

飲み込めるはず!

父と子と聖霊とは…

僕らの…脳としたいけど、

よりイメージしやすく今回は脳を含めた僕らの肉体全てという意味で…カラダ

 

カラダ、イシキ、カンジョウの関係そのものなのです。

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脳を含めた僕らの身体があって、はじめて意識がそこに生まれており、身体の基幹を通じて気持ちいいだの、痛いだのという感情が降り注いでいる(現象として、起こっている)と解釈すると、イエスキリストの言葉が生き生きと伝わってくるんです。

そして、そこには普段僕らが日常抱えている当たり前の要素が一つ欠如していることにお気づきだろうか?

 


それは、思考である。

 


そして、思考こそこの映画で描かれている「悪魔」それである。裁判や鞭打ちの最中もイエスに付かず離れずで誘惑し続ける、ストーカー。

 


ドン引きチャンネル変えようとした

そこの貴方ちょっとマッチ✋

マッチ一本…

Fire please!!( ´Д`)y━・~~

 

 

 

貴方はこっからここまでは私の感情で、こっからここまでは私の思考、なんて明確な線引きと区別ができて生きてきただろうか?どんな時にも感情と思考がグラデーションをなして押し寄せ貴方の判断をゆさぶっていたのじゃないだろうか。

 


ちょっと待てよ!そんなら、俺なんかとっくに快楽主義でやりたいことやりたいだけやっちゃうよ!父なるこの身体が喜ぶこと!そんでもって、この身体から喜びの聖霊という●液をほとばしらせてやら~~!…という絶倫の声が聞こえてきそうだが、それは間違いだといずれ気づくだろう。あなたにも思考(…という悪魔)がいるのだから。

「お、おれは一体なんで来る日も来る日も、毎日毎日…あー、なんか飽きちゃったわー。あー、なんか虚しいわー。あーなんか、自分が馬鹿らしーわー。あーっ!気がついたら、おれ、仕事サボってたやーん。もう、既に無断欠勤一週間やーん、アボーン」

とまではならなくともだ。

 


エスキリストという方は創造主より授かりし身体(という父)を愛し、感情(という父の声、すなわち聖霊)と、思考(という悪魔の声)と、(自分という)純粋な意識だけをしっかりと見分け区別できたのではないだろうか?それは、クオリアに一喜一憂している僕らとは異次元の

本質を見抜いていた感覚質の持ち主だった…まさに神業に他ならない!そして、このクオリア問題(そのメカニズム)に未だに明確な答えは見出せていないのである。クオリア自体が神業なのかもよ。

 


んで、なんでそれが「あの奇跡の復活」になんの?

というそこの貴方。

まだチャンネル変えないでね🙏

        ↑テレビチャンネルじゃないけどね…

 


エスキリストとはね…

その純粋な意識それだけ

だったんだよ。肉体は父。感情は聖霊。悪魔の誘惑は思考。…と区別のできるね。彼の教えを受けた弟子たちは彼の死後そこに気づいた。

彼との思い出に浸りながら、

その優しさ、勇気、愛、思い出の数々その瞬間。

まさに目の前にイエスキリストその人を見たのである。

エスキリストという純粋な意識を我が胸のうちに復活させることで。彼の死後も、彼の復活は止まらない。彼の意志を受け継いだ弟子たち、そして気づいた多くの人々によって。どれだけ多くの苦しむ人々に愛と勇気を与えたことだろう。アーメン…

 

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(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾

だと、したら…宗教ってなんだよって思っちゃうよな。

新訳聖書の四福音(なんだかお偉いさん、四人が書いたキリスト物語)を忠実に映像化したという触れ込みの映画だが、それが必ずしも真実を伝えていることにはならない。

ちょっと想像してみてほしい。当時、イスラエル周辺…では磔刑や鞭打ちは処刑及び懲罰としてごくごく一般的な行為だったわけで。それは、僕らにとってみれば、遠い未来にAI自動運転技術が当たり前になり、自分で自動車を運転できる人間が一人もいない時代の人に青切符の残酷さをみせているようなものだ。

「なんだって?たった15km/hの速度超過で罰則金だと?なんて野蛮で残酷なんだ。冤罪だってあったろうに。そりゃ飲酒運転はダメだけどさー、な、なんだって?自分で自動車を運転してただと?なんて原始的なんだ!」と言ったところだろうか…

いや飲酒運転という概念すらないか、運転をしたことのない未来人からすりゃ…

 


いずれ、脳科学や哲学が僕らのクオリアのメカニズムを解明して、それはこうゆうことだよ。となれば、三位一体の父と子と聖霊ってのは、これこれこうゆうことだよと新しい概念に照らし合わせて理解できるだろうし。そうすべきだと思う。

 


それを拒もうとする熱心な宗教信奉者たちは青切符の残酷さを黄泉まで愚痴りたいだけ…にしか、映らない。

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エス、その奇跡の救世主の片鱗にふれただけで…偉大さを見た気はした…