裏読み©︎inema

旧作映画を中心に裏読みをしていきますね

《コーヒーブレイクⅢ》

f:id:tekkan-non:20190308213847j:image
『分離脳』というものをご存知だろうか?

1960年代、てんかん患者への治療目的で行われた…

脳梁切断という荒技

 

奇しくも、てんかん症状の緩和が認められている。

詳しくはググってね。

f:id:tekkan-non:20190308214247p:image                        https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%86%E9%9B%A2%E8%84%B3                       『分離 』Wikipedia


さて、僕らの脳味噌って右脳左脳という全くの別物が脳梁というパイプで繋がってるらしいのよ。言い換えりゃ、右脳と左脳が連携しながら一つの意識を創り出しているってこと。

f:id:tekkan-non:20190308214710j:image

でね、そのパイプである脳梁を切断すると…

右脳の意識、左脳の意識。つまり…

意識が二人生まれてるってことがわかったんだって!

そりゃ確かに、俺の頭ん中にも天使俺と悪魔俺がいっけどさー。

 


もう少し、妄想を膨らませてみるよ。

 


世紀末、南斗水鳥拳の使い手レイによって脳天からスパッと真っ二つにされたと仮定しよう!

f:id:tekkan-non:20190308215008j:image

しかし大丈夫、俺は北斗神拳伝承者…すぐさま経絡秘孔をつき出血を食い止め、蘇生術を施す!

f:id:tekkan-non:20190308223204j:image

そこへリンが…!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

f:id:tekkan-non:20190308222052j:image

ケーン、大変!村が襲われてるわっ。早くきてー❤︎

すぐさま向かおう!右半身俺がいくから待ってろー

f:id:tekkan-non:20190308215555j:image

その時…

 

 

取り残された左半身俺の元へ、バットが!

f:id:tekkan-non:20190308222236j:image

ケーン、大変だー!胸に七つの傷をもつ男を探してるって危ねえ奴らが来てるぜ!

ちっ、こっちもお相手してやるか…

f:id:tekkan-non:20190308215816j:image

 

 

 

 

 

 

 

 


俺はリンと共に村襲うザコのもとへ…

f:id:tekkan-non:20190308215555j:image

さぁ、お仕置きだー

と、同時にこちらでもザコお相手に…

f:id:tekkan-non:20190308215816j:image

お仕置きタイムしている訳だが…

 

 

     どちらが俺なのだろう?

 

 

どちらもだが…主観意識としてはどちらかの俺…

であり、もう片方は俺という主観意識から見える…

”もう一人の俺”ということになってしまう!

北斗神拳は一子相伝ではなかったのか?悲劇は…

繰り返されるのか…

 


冗談はさておいても…脳は分離可能であり、分離に応じて自己を複製してしまうということが医学的には実証されてしまったということに他ならないのだ!

 


めまぐるしい医学の進歩をしても魂の在りかどころか意識の在りか、つまり僕らのココロの在りかすらわからないのが実状…

 


さらに近年の最新脳科学分野において言われているのは、記憶の在りかすら特定に至ってはいなかったことがわかってきたというから驚きである。

これ、つまり記憶って脳の中

にあんじゃないの?ということ

じゃないらしい…

脳それ自体は、ハードディスクのようなメモリ容量を有した倉庫(記録媒体)ではなく、可塑性(かそせい)による状態の変化として機能しているだけ。分かりやすく言うと…ラジオのチューナーに近いということ!漂う電波を受信している状態…それに近い。ということは…輝かしい俺の栄光の過去の思い出は、ラジオ電波塔から飛んできたさざ波…程度のもん?

 


だいたいどこのラジオ放送局だよ?ローカルだろ、この安っぽい記憶の出所なんてよ!と怒り心頭になるのは僕だけじゃないはずだ!

 

ここだけの話、そのラジオ放送局こそ僕らの魂なんじゃないのかという仮説を唱える学者もいることも付け加えておこう。

 

宗教と科学は、よく"相容れぬ夫婦のような関係"と例えられるが、記憶のメカニズムが解明され、魂の在りかが明かされれば、科学が宗教に追いついたとみることもできるのではないだろうか。

 

 

 

最後に、脳分離をもう一度思い出して欲しい。

脳は分離可能であり、分離に応じて自己意識の複製が起こる。もしくは、意識の分離が起こり得る。

 


    信じられないだろうか?

 


妊婦の中に宿る新しい命は細胞分裂を繰り返しながら…もうひとつの脳を複製し、やがて自己を分離…させているとしたら。

 

f:id:tekkan-non:20190308222800j:image
  十月十日(妊娠期間)かけて

 

                    僕らは

    分離・複製

                 されている

            んじゃないのか!

 


以下、参考文献でございます。

ご興味あれば、読んでみて下さいね。

意識はいつ生まれるのか――脳の謎に挑む統合情報理論

意識はいつ生まれるのか――脳の謎に挑む統合情報理論

 

 

哲学的な何か、あと科学とか

哲学的な何か、あと科学とか

 

 





 

【ウォッチメン】

f:id:tekkan-non:20190303103954j:image
バットマンと、時を同じくして現れたアメコミ文学…の一角…なんだけどさ、やっぱシュールでダークで難解なわけ。

 


事実、僕も公開当初から…これ観て見ぬフリ決め込んでましたから!あれこれ、裏読み垂涎のメタファーはギンギン感じるんだけど…パズルのピースがうまく収まってくれないもどかしさから、お手上げ状態。

 


ネットにも、様々な解説が散乱しておりまして…どれも「なるほど」と頷けるわけですが、いかんせんヒネクレ者の僕…(内心、それチョイちゃうんじゃね?と納得してやしない)…は観て見ぬフリ…。

 


さて、そんなヒネクレ者も月日と共に角が取れて丸くなるにつれて…ひらめくわけです。

 


        (´-ω-`)

     (´-ω-`)…

      (´-ω-`)…

         (´-ω-`)

           (´-ω-`)…

          (´-ω-`)

         (´-ω-`)……

        (´-ω-`)………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


  ピコーん!

    ٩( ' ω '  )و

    はい、来たー

 

 

 

      そう、こんな感じで…

 


Dr.マンハッタンとは…何者だったのか?そして、ロールシャッハは…?眠れぬ夜…見上げる星々。一筋の流れ星!そうか!そうだったのか…僕は思った。

 

「世界は狂ってる。何が正しくて、何が正しくないなんて…ただの幻想じゃないか!みんな自分が正しいと思い込んでることをやってるだけ!そもそも悪なんて…ありゃしない!一視点から見えた悪は、別視点からは誰かの正義。逆も然り。公明正大な正義なんてなー、他所から見りゃあ…悪の権化。

"正しさ"ってさ…

そんときの多数決の結果だかんね」

 


『ヒーローを現実世界にぶち込んだら』という設定を謳っているが、それは言い換えりゃ…僕らの『現実世界に潜在的にある正義を掲げたヒーロー』を指している訳なのさ。

 

f:id:tekkan-non:20190303105103j:image
ロールシャッハ、彼は右翼愛国者といったところか。

 

 

 

f:id:tekkan-non:20190303105211j:image

コメディアン、あいつは…アメリカンスピリット(荒くれた開拓精神)といったとこだろ。

 

 

 

f:id:tekkan-non:20190303105346j:image

ナイトオウル、インポテンツは…

人命救助フェチ…。

 

 

 

f:id:tekkan-non:20190303105504j:image

オジマンディアス、文字通り 頭のいいやつ…

そして…Dr.マンハッタンこそ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

f:id:tekkan-non:20190303105928j:image

世論だよ。

そん中の民意。

もっと平たく言えば、いいねってやつ。

f:id:tekkan-non:20190303110341j:image

実は、Dr.マンハッタンて最新科学兵器の副産物なんてテクノロちっくなものじゃあない。僕らが日々テレビで新聞でネットで垣間見てる世論なんだよね。あ!でも…それを目に見えるカタチにしてくれてるのは…テクノロジーか!

 


世論てさ、誰かの個人的考察じゃなく民意の総体として現れるソレだろ?

でも、その構成要素は…国民一人一人であるというややこしい構造なんだよ。

 

Dr.マンハッタンが、アメリカに生まれたってのも頷けるだろ?

相対する社会主義共産国家政権下では、生まれようがないわけ。

 

そんなDr.マンハッタンの脅威に最初に気づくのは…

頭のいい奴ってことだよね。その使い方も秀逸。

 

 

 

…と気づくと、二台大国米ソが睨み合っていたあの時代に…いや、もちろんいま現在も核の発射ボタンを押そうとしてる権力者の抑止力となり、脅威となり、神の力とまで言われる

ソレは…僕らなんだよ。

僕じゃないよ、アナタでもない。僕ら一人一人を擁して現れる世論。民意の総体。

時の権力者たちを掲げ上げるも、引きずり下ろすも…

 

世論だろ?

 


じゃ何故、ソレ以前にDr.マンハッタンは現れなかったか…

 


世論という全体像がみえる媒体がなかっただけ。ネットワークが未発達だったが故に。

 


ニクソン政権が大手新聞各社の団結によって糾弾されたのは、有名だよね!世論が高まり…水素爆発並みの破壊力をもって…体制を変え得る力…青い

フルチン野郎じぇねぇか!

f:id:tekkan-non:20190303111320j:imageそう、彼(世論)は神でも何でもない。そのまま出歩きゃ公序良俗に反するハレンチ野郎だ。世論は正しい…なんて唱えてるのは選挙前の政治家だけ。群衆の"いいね"多数決が正しいなら、低所得労働者の意見が可決するの確定だかんね!誰も働きたかねーよ。

 


とどのつまり、この物語…頭のいい奴がしでかした世論操作によって、世界の滅亡は回避されたわけ…それを、咎めた右翼愛国者は…世論によって瞬殺されるというね。

どいつもこいつも…ヒーローなんかじゃなく、正義でもない!正義なんて…ものも世論次第の幻想と言ったところだろうか…

 

米ソ首脳は…第三の脅威を理由に握手してんだけどさ、それ自国民の世論だったというね。もっと、適切に言うなら…覇権争いに寝ぼけた権力者たちが、群衆の脅威に気づいて喧嘩を止めた…だけ。

 

 

 

 


最後に中世ヨーロッパのとある皇帝の回顧録を紹介しよう。

 

1740年、プロイセン(現在のドイツベルリンあたり一帯を支配していた帝国)の皇帝フリードリッヒ二世。先代から続く血生臭い戦乱続きで何十万もの民衆が倒れ、貧窮する民衆も、帝国の存続をかけて闘っていく日々…家族や友人を失った者ばかりであろう、60,000を超える我が兵士を城下に見下ろし…彼フリードリッヒ二世は内心思った。

 


「私がここから、60,000の兵を眺めやる。その誰もが、私より優れた肉体と装備をまといながらも…私にひれ伏す。

私は60,000の兵士を怖れもしないがあやつらは私を敬う。不思議なものよ。」

 

民衆もお抱えの兵士たちも、誰も気づいていないのだ。我らが青きフルチンに…みんなで多数決ができる政治体制がなかった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

軍事衝突が懸念される地域が今現在もあるが、おそらくその渦中にいる権力者たちは…Dr.マンハッタンの脅威を未だに知らない…

 


それは、いまや自国民だけじゃない。

 


僕ら一人一人…

f:id:tekkan-non:20190303112700p:image
そう、世界中を包み込んだ総意の…そいつ

【ワールド・ウォー Z】

f:id:tekkan-non:20190301225403j:image

(?)ゾンビ映画なんて批評もあるくらいの、ゾンビ映画らしからぬゾンビ映画なんです。

まったくもって!ゾンビ映画の既定路線をことごとく外していくストーリー展開で…ゾンビ映画マニアたちを置き去りにしてくれちゃってますね。

 


さぁ、定石(お決まりの、お約束ね)外しの…その裏には、なにがあるのだろう?

 


この映画で最初に外された定石(だから、お決まりのお約束ってやつね)お分かりいただけましたか?国連の期待を背負って派遣された細菌学者のあっけない事故死。

f:id:tekkan-non:20190302124118j:image

別名 自己死とも言えるアレね、通常のゾンビ映画ではしぶとく生き残ってサバイバルのヒントを見つけるオタクキャラの定石ポジションなんですよ。もちろん、本作でも彼との会話から核心に気づいたブラピのインスピレーションに一役かっているわけだから、侮っちゃいけません。彼の死は無駄じゃない!とゾンビ映画マニアたちの涙を誘います。

 

 

 

 

 

 

 


まさしく殉教者であろう、細菌学者先生のお言葉をよくよく吟味してみますよ!

f:id:tekkan-non:20190302124118j:image

自然連続殺人鬼だ。凄腕の殺し屋で、独創的さ。だが、殺人鬼は秘かに"捕まりたい"と望むもんさ。鮮やかな手口を賞賛されたいからね。だから、手がかりを残す。何よりも難しいのは手がかりの読み解き方。そして時にウイルスの最凶と思われた部分が、弱点だったりする。自然"弱さ"を"強さ"と偽りたがる。」

 

うむむ、ゾンビーをウイルス性の伝染病と見抜いてるあたりは、さすが!

 

そして何よりこの事態を自然による災害のひとつと見立てるわけなんです、さすが!

 

津波という災害、地震という災害、伝染病という災害、ゾンビーという災害。ゾンビーも数ある

自然災害のひとつにすぎない

といってるわけです!あっぱれ

 

ここ数年、もしくは平成の歴史を振り返ってみても日本は幾多の災害に見舞われてきたことを考えてみれば、それは他人ごとでもないし、自分とは関係のないことなんかじゃないと、分かりますよね。

もっと、言えば世界中を見回しても大災害は各地を襲っているわけで…

アメリカを襲うハリケーン

スマトラ沖大地震

四川大地震

 

 

いまも、そのさなかにある…

被災地の方々の1日も早い復興を願ってます。

 

 

 

この映画におけるゾンビーとは僕らがいつ出くわすとも限らない自然災害のメタファーであるとして、観ると…

 


僕らにできることと、覚悟しておかなくちゃいけないことが、見えてくる!わけなんです。

 


まずは防災☝︎

悲しいかな、それはあくまで対策でしかなく…この映画で描かれるイスラエルそのものと肝に銘ずるほうがいいくらい。いつ破られるかわからないものであるということ。昨年の日本各地の災害をみても、国や役所の防災対策不備を嘆いている世論も少なからずありましたが、防災とはそういうものだ!想定の範囲で防災しているわけで、想定を超えてしまえば脆いものだと承知しておかなけりゃならない。じゃ、どこまで想定するの?となるわけで、完璧な防災などありゃしないと知っておかなければいけない。

ワールド・ウォーZ イスラエル1/2 - YouTube

f:id:tekkan-non:20190302135113j:image

 

 

つぎに避難☝︎

これは、もう災害の種類に応じて見極めちゃうしかないわけで、細菌学者先生の言う「最凶と思われた部分が弱点だったりする」という言葉通り。

 


水が押し寄せれば、高台に!

 

地震が起これば、建物から出て!

 

ゾンビーがきたら、頭を砕け!

         とりあえず、噛まれなくなるからという

 

ケースバイケースが考えられるが…

 

ブラピの見つけた偽装(カモフラージュ)という妙案…をどう読み解くか。

f:id:tekkan-non:20190302142352j:image
あなたは馬鹿げた話だと笑うかもしれないが…地面に接していなければ、地震とは無縁なわけだし、火山口の中なら、洪水は及ばない。という着目と、発想の転換で新たな活路は見いだせないだろうか…。最凶と思われた部分が弱点なのは間違いない!

自然災害に最凶などないのだ!もう少し現実的に考えるなら…この映画が示した通り。致死性ウィルスという本来僕らが排除、隔離、嫌悪するもののなかに紛れ込み活路を見出せるというのなら、僕らが災害を恐れるあまり排除して、隔離し、嫌悪する自然のままの地形、生い茂るジャングル、猛獣なんかもウロウロ…そんなところに見出せるのかも…しれないような…と…考えると、開拓整備されすぎた環境に身を置くあまり…野生的本能ともいうべき、第六感を失ってしまったってことなのかもね。と、なんともまとまらない結論しか見えてこないけど…

 

 

*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
でもね!ラストに…こそ!希望が描かれてたわけよ!それは、世界的な保健機関(WHO)による迅速な対応を持ってして、僕ら人間はゾンビー災害を一時的に食い止めたということ。僕らそれを当たり前に享受してる現代に生きてっけど、それってよく考えたら、すんごいことでさ。

 


振り返れば近代以前には、自然災害、疫病、感染症による被害は壊滅的なそれであり…まさしく滅亡を辿る文明社会や地域民族も星の数ほどだったはずなんだよ…

そこに戦死者および戦争被災地の民間被害者を含むと過半数超えてたはず…残酷な言い方すると

生活習慣病なんかになる前に外的要因で☠️ね。現代じゃWHO統計による死亡原因の過半数生活習慣病によるらしいからね。飛来するミサイル、土砂崩れによる濁流、インフルエンザなんかより…マクドナルドのバーガーに殺される確率大なんす、僕ら。

 

現代において地球規模でみると…
災害、疫病、感染症に戦死者(テロ被害含む)を入れてもその割合は死亡原因の1割にも満たないんだってさ!

       | イベント情報 | 公益社団法人 日本WHO協会

f:id:tekkan-non:20190302141339j:image
それはね、ひとえに現代に生きる僕ら『助け合う』ことに気づいたからなんだよね。被災地の人を思い、物資を送り、励まし合い、助け合う仕組みを作ってきたからこそだろ?

f:id:tekkan-non:20190302143125j:image                                       WHOファクトシート 日本WHO協会

戦争なんてのは…流行らないんだよね、現代じゃ!まだそれに気づけない奴らもいるんだけどね…


自然災害は怖いけどさ、現代の僕ら『助け合う』ということを世界レベルで実現してるじゃあないか!…それを誇れると思うんだ!

 


٩(๑❛ᴗ❛๑)۶生活習慣病末期まで…生き長らえられる人々が大多数の現代…だなんて、ある意味喜ばしい限りじゃないか!たとえ、災害そのものはなくせなくとも…助け合うことで乗り越えられるわけさ!

 

 

 

 


ぜひ、この機会にご家族で自然災害への防災意識と避難経路を確認することになってもらえたら…細菌学者先生の死も無駄にはならないだろう。

f:id:tekkan-non:20190302152035j:image

 

 

 

 

 

【トップガン】

f:id:tekkan-non:20190301211315j:image

トムクルーズをスターダムに押し上げた不朽の名作

だよねー。

 


でも、これ…同性愛者…いわゆるゲイ、最近じゃBLってゆーのかな。という観点でもみれちゃうの知ってましたか?

 


いや、これはね僕の妄想でも裏読みでもなく…映画ツウならよくご存知ですよね。

 

…映画「スリープ・ウィズ・ミー」の中で、パーティ場面にカメオ出演してる映画マニアオタク我らが"クエンティン・タランティーノ監督"が…

トップガン」はゲイを          描いた映画であるッ!

と、力説する有名なシーンがあるんす。

 

以下参照

Gay Top Gun: The Web Series - The Trailer - YouTube

                                                                             出典 YouTube

 

 

 

 

 

((((;゚Д゚)))))))
もうね、これ見た瞬間にオープニングを飾る名曲「DANGER ZONE」までが…

 

 

 

 

 

 

 

全く別の危険地帯にしか…聴こえなくなって、サントラ盤売り飛ばしてやりましたよっ!

f:id:tekkan-non:20190301214503j:image                                                 画像はあくまでイメージです

 

f:id:tekkan-non:20190301220215j:image

同性愛差別全盛期の時代真っ只中でしたから!

f:id:tekkan-non:20190301220235j:image

それに当時…思春期真っ盛りでしたから、

 


実際ね、トニー・スコット(TOP GUN監督)ご自身、肯定も否定もしなかった…その裏設定ですが。

 

デスが!

なんです

 

実際、そうゆう解釈のもと観る方がしっくり来てしまうという悲劇…とでも申しましょうか。

 


監督や制作側の意図したもの

では なくとも!

そうゆう

解釈ができてしまい…

そう解釈したほうが…

作品として完成しているってゆうのは

ある意味…

面白いじゃない

ですか‼︎‼︎‼︎‼︎

 


僕も、そんな裏読みをしていけたらとタランティーノを尊敬してやまないわけでして…

 


とどのつまりね。

 

裏読みなんてものに、正解はないんすよ。意図された裏設定を当てるのも、探すのも楽しいっちゃ、楽しいし、作品を深く楽しんだ感もあるけど…意図されてないほうの裏を見つけちゃった時のお宝発見感は、それ以上だかんね!

その上、共感してくれる人がいれば、尚更ですやん。

 


なにやら、正規続編2がいよいよ2020年公開予定でつね。う~ん、こりゃいろんな意味で裏読みしたくなる期待作間違いないっす。

 


今のご時世、同性愛もしっかりと市民権を得てますから!驚きゃしません!もっと、壮大な愛をぶち込んできてほしいねぇ…大気圏ぶち破って未知との遭遇…レベルまで。なぁんてねー…

 

 

 

 

f:id:tekkan-non:20190301221059j:image

彼も…BL…だよなぁ

じゃねーよ、Bruce Lee‼︎

 

《 飲茶 休憩 》

どうも、こんばんみ

あなたの心の友、鉄観音です

 


今日は映画の話は置いといて…

僕のハンドルネームについて(๑・̑◡・̑๑)

 


鉄観音(てっかんのん)てね、烏龍茶に微量含まれる高級な茶葉なんす。また、鉄観音だけでも楽しめる中国茶の一種なんですよ。

 

f:id:tekkan-non:20190224150320j:image
ほら、こんな茶器で…

 

 

f:id:tekkan-non:20190224143554j:image

ほらほら、こんな風に…

 

 

f:id:tekkan-non:20190224143613j:image

石塚さんじゃなくても…「マイウー‼︎!」

 

 

 

 


今日はそんな鉄観音と僕の出会いの話。

 


もともと珈琲中毒だったので、お茶やティーなども好き嫌いなく、たしなんでたんですよ。珍しいお茶があるよと聞けば…へぇ~、どんなもんかい?ってね。

そんななかで勧められて飲んだ中国茶鉄観音だったんですけど…特にうまいとも、まずいともなくでした。

月日は流れてある時、ほんっとに興味本位でネットショッピングでポチったわけです。また、飲んでみよっかなぁくらいに。

届いた商品が、こちら。

f:id:tekkan-non:20190224144010j:image

f:id:tekkan-non:20190224144028j:image

うう~ん、全くもって…チャイニーズです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

見様見真似で…茶を淹れ、呑んだ瞬間‼︎‼︎‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

f:id:tekkan-non:20190224112150j:image

石塚さんになっていた…僕。

と、同時に…

 

 

 

 

f:id:tekkan-non:20190224112220j:image

松田優作さんにもなっていた…僕。

 

そっからは、茶器を揃えて…どハマりですよー!でね、またおんなじ茶葉をポチりにネットショッピングしに行くんでがんすが…

 

 

 

 

 

 

 

Σ('◉⌓◉’)

ないんす!あの…

チャイニーズ鉄観音がないんす!売り切れちゃったとかじゃなくて、出店舗自体がアブラカタブラしちゃってました…

チッΣ(-᷅_-᷄๑)と思いながら、他にも山ほどある出店舗から鉄観音をポチり…呑んでたわけなんですが…なんでしょうねぇ。不思議なもんで、石塚さんや優作さん的衝撃が日々薄れてくんすよ。

また、殉職したかった僕は…ことあるたびにあのチャイニーズを探していたんです。

 

 

 

 


とある時ね、中国茶の教室に参加する機会をもらって…そこで、思い切って先生に聞いたんすよ!

僕の衝撃的な鉄観音との出会い。ながらも…淡い初恋を追いかけているような今の心境であることついて。

すると、先生。にっこり笑って…

中国茶ってね、すごいおおらかなの。悪く言えば、日本人感覚である品質の管理がないというかね。同じ産地で同じ農家さんの茶葉を仕入れても、毎年味が違うのよ。おもしろいでしょ?だから、お茶との出会いも一期一会なの。素晴らしい出会いを期待して、毎年仕入れに行ってるんだもの、私も!」

 

 

 

 

 

 

 

⊂(((・ロ・)))⊃…
開いた口が塞がらない衝撃的事実でございます。それでも、ある程度の品質管理を求めるなら、台湾産地のものを選ぶと失敗はないわねとのお慰めを聞き…

 


もう二度と出会えないであろう、あの味を思い出しながら…今日も飲茶してる私です。

 


でもね、最近は…あれっ、今日の茶は「マイウー」だな…と気付くたびに…その瞬間を純粋に楽しめるんすよ。

 


もう、二度とこない…

 


この瞬間だけを楽しむ…

 


中国茶の奥深さなり(๑・̑◡・̑๑)

【ダークナイト トリロジー】

f:id:tekkan-non:20190223162907j:image                                 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. 

その偉大なるヒーローレガシーを見事現代に蘇らせたばかりか…あらたな金字塔をおっ立て、絶景をみせてくれた三部作であろうことは言うまでもない。けど…言っとくよー

おそらくは…ヒーローと名うつジャンル、カテゴリーにおいて、紀元を刻みつけたと言っても過言じゃあるまい!

ダークナイト以前、そして

ダークナイト以後として後世まで語り継がれるであろう…

 


また、お会いしましたね。あなたの心の友 ♪(´ε` )

鉄観音(てっかんのん)です。

 


ダークナイトライジングにて…次回のデート約束を交わしたでしょ?ほら、カフェで…

えっ?お忘れですか…じゃ、今宵は酒でも酌み交わしながらダークナイト紀元、その頂からの眺めを肴に…

 

  語ろうぞ!

 

完結作ライジングにて、ブルースとアルフレッドのメタ演技を喰らっちゃったのも記憶に新しいですよね?

え?…

「きいてないよー!」という上島さんはこちらへ

【ダークナイト ライジング】 - 裏読み©︎inema

 


まずは世界の成り立ちからみていきますよ。

なぜ?というあなた…ナイスツッコミ有難う!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ブルースとアルフレッドは、仲間たちのみならず、なぜ観客までも欺いて逃避行へ旅立ったのか。

 

そこなんすよ!

 

そこにこのトリロジーが残した偉大な碑が打ち立てられてるんすよ!

 


ボンボンと執事の、ただのいたずらにしちゃあ引っかかるよね…だって、あれだけの熱血夜回り先生ぶりを見せつけられてきてさ、「いやぁ、そろそろ後継者に席を譲ってさ、余生はゆっくり温泉巡りでもしたいなぁ…」と言うブルースを誰が引き止められよう!

もう十分だよ、先生!お疲れサマーっス!

        (´༎ຶོρ༎ຶོ`)

ってな観客を欺く必要は…ないのだから!

 

 

 f:id:tekkan-non:20190217152252g:plain                                                                            gifs.com

     …GO!!!

原始時代、かつての狩猟採集民のひとまとまりのチーム(想像しやすく100人以下)たちが狩場や縄張り内外で他所のチームと出くわし、淘汰と統合を繰り返しながら大きな規模の集団(想像しやすく1000人以下)になっていく過程で統率者は集団維持のために『共通の概念=わかりやすく言や、モットーですを作り、まとまりを保ち、より団結を固めながら組織として巨大化していくわけです。これ専門家からは異論あるでしょうが(そもそも権威ある専門家さんは読んじゃいないことは重々承知の上)、ここではイメージしやすく統率者が…みんなをまとめるためにと表現させてもらうだけです。

 

ちょっと想像してみますよ。ひとクラス30人の教室内ではその時点でみんな仲良し。なぜなら、その時点である程度の優劣関係が浸透しているから。あいつは俺んちより金持ちだとか、出木杉くんに今度のテストの山をきいちゃおっとか、しずかちゃんて…とかです。

さぁ、先生たちが怠慢(ストライキにしときまつか)でクラスをどんどん統合していきますよー。はては、校長まで色ボケてやる気ナッシングー、隣町の学校とも統合しちゃえと。さぁ場合によっちゃ、もう数千人規模のひとクラスができあがっちゃいますね。だれが自分のライバルで、だれが心の友で、出木杉の中の出木杉はどいつなんだ。そもそも、授業すら続行不可能。そりゃそうだろって…

でもね、これ人数が増えすぎてまとまりがつかないよってところが問題じゃないんです。だって、日本各地で行われる盆踊り大会やそれこそ、三大祭りの規模をみてもある目的に向かってみんな楽しんでるでしょ?その目的とは?そう、楽しもうぜ!ってとこ。そりゃ中にはその目的のためにハメ外して逮捕者や迷惑野郎も出ちゃうけど…

目的が明確に全員で共有できているかぎりは

一定の秩序が自然発生的にうまれ  人数は問題とは

ならないのです!

要はより明確でわかりやすい(受け入れやすい)共通の目的さえあれば人数は関係ありませんよってわけ。

数千人規模の教室で、「さぁ抜き打ちテストやるぞー」なんて無理なの当たり前だのクラッカーなんじゃなくて、せいぜい30人規模のクラスで「ほら、教科書しまえ。普段真面目にやってりゃわかるだろ~っ?」「ちっ!しゃーねーなー」「ブーブー」くらいのゴタゴタでことは進むのと同じで、数千人規模なら機動隊の出動くらいでことは進むのです。

規模が違うだけ。

そして…この最大規模の教室統合こそ、国家に他ならないのです。

『アプリゲー課金は月1.000円まで(ルール)!その中で最善を尽くし、最大限の成果を目指して頑張ろっ(モットー)!』という鉄の掟は、我家を超えた規模の集団には共通概念(モットーね)に成り得ません。課金に糸目をつけない奴もウジャウジャ…そもそもアプリゲーに興味もない奴だってウジャウジャ。

国民みんなの共通目的=日本で言えば日本国憲法それ。法律はルール。

国家が掲げるモットー

なんてのは、より抽象的でなければ受け入れてもらえないレベル。

モーゼで有名な十戒

「汝、殺すなかれ…以下省略」なんてのはまさにコレ!

みんなが受け入れやすい

集団維持のためのモットー…

そのもの

そのモットーを発表させた神様(ここで指す神とは、ユダヤ教唯一神)のおぼろげな正体がみえてくるでしょ?

集団の維持というまとまり…です。イメージしやすく言うなら、国家

つまり、国家という大規模な集団の維持は教室の生徒一人一人が話し合ってつくったんじゃなくて、先生たちが職員室で決めたんじゃなくて、文科省の官僚たちが徹夜で作ったんじゃなくて、大規模集団維持のための概念(つまり、想像上のシンボル)がその目的のために用意しておいた自然の摂理。そうしないと集団維持できないよという自然の摂理。最初にその摂理に気付いちゃったモーゼというわけ。「誰におせーてもらったんだよー?」という荒くれ愚民に苦し紛れに…「カ、カミ?…」(…ってことにしとこ)という想像上のシンボル、つまり神が自動的に発生してしまったことは…全くの計算外。以後ややこしい宗教戦争の火種になっただけ。そのマニュアルに則って星屑のように様々な王国、文明社会、国家、団結した民族が誕生しては消え…淘汰を繰り返して近代社会に至るわけでつね。

モーゼがその摂理に気がついたというからには、気がついただけで摂理は宇宙誕生の瞬間から普遍的にあったわけです。重力はニュートンが気付く前からあったとおり。

冒頭、狩猟採集民チーム合戦の淘汰が進むなかで集団規模が大きくなってく話しましたよね?統率者が増えていく仲間みんなをまとめるために共通の概念(モットー)を考え出してってやつ、アレね、考え出したというよりも…その摂理に気づいたもん勝ちなのよ。気づけない統率者のチームってね、他所のチームにやられる前にチーム規模が一定以上になった時点で内部分裂始まって自滅よ。30人規模の学級崩壊があるくらいですよ、昨今の統率力なんて。

 

さて、バットマンのいるゴッサムシティも例外なくこの国家という大規模集団の中の一地域に属していることに異論ないですよね?

 

補足として、僕は神を否定はしませんよ。自動発生的に神というシンボルはできちゃったけど…じゃその摂理はだれが用意したんだよ?用意できる誰かがいたんだろ…と、いるともいないとも判断しかねるあたりです。

 


さてここまでが人類史という物語の歩みであり、

この世界の成り立ちでございますよ。

 


さぁー長々とした前説で場はあったまりました

でしょうか?

 

             なげーよ(野次)(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾

 


一切、聞こえません(・ω・)はい 

物語の成り立ちが見えて来たので、

次、その設定ですよ。

 


べんべん!2時間目(・∀・)ノヒャァ…ぅぃ、GO!!!

 


バットマンとは、実はこの集団維持のための社会秩序というバランスをとっているだけ。正義のヒーローでも、怪しいコスプレ野郎でも、超人(鳥人)でもない。バランスをとる必然性のため…バランスをとる相手が不可欠。はい、スケアクロウ、ジョーカー、ベイン。両者(バットマンと…宿敵)は相対的に必然性をもって存在してますから、片方だけでは存在できないのです。

 

だけどさー、バットマンが現れるまでゴッサムじゃ地元マフィアやスケアクロウがやりたい放題やって存在してたじゃん。

その通り!ゴッサム市民という弱者とバランスをとりあいながら相対的に必然性をもって存在してたでしょ?マフィア連中だって、いじめる相手が必要でしょ?その弱者の味方であり、これまでのマフィアレベルじゃない弱者のレベルで秩序バランスを取り戻そうとバットマンは奮闘したわけでつね。かつてブルースは両親を…マフィア絡みの強盗に殺されちゃってますやん。

 

マフィアvsゴッサム市民が…

 

マフィアvsバットマンに代わり…

 

ジョーカーvsバットマンへと…

 

ここでジョーカーはこのカラクリをバットマンにも教えちゃいます。

 

『俺ら、いいコンビだよな?

     コスプレ愛好家同士よっ!』

 

バットマンは…受け入れ難きその真実に「でも、よくよく考えりゃそうじゃん!」と、ヒーローニートという秘奥義を出さざる得なかったのです。さて、どこまでも相対的にしか存在できない自分たちを最終最後市民のもとにまで戻したとき、なにが起こるか?あなたには想像できるだろうか?ヒーローもいじめっ子も要らない平和な世の中じゃねえの…とはならないのだ。それは、それだけでは存在できないこの世の中の摂理みたいなもんで、

 これをこれとするために

 相対のあれ必然とする‼︎

とは…かの有名な…いや、僕がいま思いついた言葉…なんだけどさ、その摂理はこの宇宙誕生の瞬間から普遍的にあった。

             いわゆる二元論てやつ。

                              つまり…

 

弱者市民が弱者市民であるためには、

                  相対の強者統治者が必然となる。

 

強者市民が強者市民であるためには、

                   相対の弱者統治者が必然となる。

 

極端だと感じるなら、言い換えよう。

 

(⚪️⚪️)市民が(⚪️⚪️)市民であるためには、

                  相対の(⚫️⚫️)統治者が必然となる。

 

あきらめ悪く、⚪️⚪️と⚫️⚫️を残したわけではないよ!市民と統治者は相対関係を維持するために白と黒、つまり陰陽相対関係なのだ。だって国家ってこの仕組みなんだから!そうしなきゃ巨大規模の集団維持は続かないという自然摂理なのさ!

 

ちょっと何言ってるかわからないという富澤さんにも分かりやすく例をだすよ。

 

上記の⚪️⚪️と⚫️⚫️にはより明確な性格を与えるために、対義語をあてるとこの世の中はよりバランスよくなるわけで!

 


優しい、市民には

優しくない、統治者が!

 

おー、( ̄▽ ̄;) 納得!

 


出来損ないの、市民には

よく出来た、統治者が!

 

おー、( ̄O ̄;) 正論!

 


    平和を愛する、市民には

   …なんか糞食らえな、

 統治者が

 

そ、そんなぁ…(・・;)まさか…

 


あまりにも目を背けたくなる事実であるがゆえ…伏せ字にさせてもらうが、そおゆう統治者を民意で選ぶわけではない!自然発生的に現れる摂理でしかないのだ。それを体現していたのが、トゥーフェイスと化した

f:id:tekkan-non:20190223003426j:image                                    ©2008 Warner Bros. Entertainment Inc.

ハービーデントだよね。

ヒーローもいじめっ子もいなくなって、平和をみんなで享受できるお花畑時代の到来がくるねとガーデニングセットなんか用意しようものなら、より邪悪な何かを到来させる時代背景、下地、潜在的な憎悪をせっせと準備してるだけという悲劇的なサイクル。まさに…

f:id:tekkan-non:20190223003438j:image                                    ©2012 Warner Bros. Entertainment Inc.

ベイン先輩じゃないっすかー!

 

これは、偶然の産物でも回避可能な危機なんかじゃない、宇宙誕生の瞬間から普遍的にある摂理なのだ。いわるゆ、神(というシンボル)が定めた掟。

 


さあ、ここまでが物語のなかの設定ですよ。キャラの役割が見えて来ましたね。

 


バットマンの映画の話じゃなかったのかよとドン引きされてまで、ここまで読んでくれた皆さん。マジ本当有難う。

何が言いてぇんだよ、基地外野郎!

という歓声もあるだろうから…

さらに盛り上がって

いきますよ!٩( ᐛ )و

     まとめていきますよ!べんべん!

 

 

 

仮に前述の相対バランスになるべく悲劇的な事態にならないようなバランスの良い対義語を当てはめるなら…「頑張りすぎずに平々凡々、そこそこで満足できて、最後にゃ運命受け入れて、ぽっくり逝きてぇなぁ」という無欲な市民像が浮かび上がってくるわけで…絶賛ゆとり世代の結婚や出世にも、それほど興味ない草食系の現代若者像…がしっくり当てはまるのだ!絶句する団塊世代じゃなくても、これは僕らがこれまで信じて闇雲に追いかけてきた人生目標とは正反対の負け組だったはずだ。

しかし、そう決めつけるのは、早計であり摂理のバランスとして自然にそうなっただけのことだと分かれば…そして、自然選択の結果だとすれば…ヒーロー像なんてものが、この先の子供たちにとっては、古代ギリシア神話程度のおとぎ話にしかならない、むしろそれでいいということに他ならない。…

ヒーローらないのだ!

ヒーローが必要なのではなく!みんなが受け入れられる(受け入れやすい)モットーがあればいいだけなんだよね。それで統合された教室という大規模な集団内でも、自然と秩序が生まれる。

 

それでも、こんな話理解できない!そんなはずはないと市民が主権を持って、弱者市民レベルでバランスをとり、治安を心掛け、より良い統治者を選別し続けても、『善良な市民が善良な市民であるためには、相対の邪悪な統治者が必然となる。』例の極端な例文に向かって行かざるをえない。秩序を守るための存在は相対のアンチ存在を生むだけでしかないことは、よくわかって頂けたと思う。

 

要は教室内で起こるゴタゴタを大規模にしただけのことなのだ。規模がでかいから、僕らはそれを只事じゃないと大騒ぎする!テロリスト然り。地域紛争然り。民族紛争然り。宗教戦争然り。国家間のそれ。世界大戦。然りある。

衝突がうまれるところには相対の勢力がちゃんと在るのだ。衝突がないところには、勢力も権力もない…カオスという無秩序があるだけなんじゃないだろうか?

 

バットマンというキャラクターの役割ですら、その巨大な教室のなかでバランスをとってる駒でしかないのだから、ブルースとアルフレッドが仕掛けたミスディレクションから、まさに

この

世界成り立ちその中の

善と悪の相対原理

を見抜かなくちゃ

いけないよという訳

だったんでござんす。

長々とヲタ話ぶちまけてきたんだけどね。…で、

見抜いた上で、単なる引退じゃなく、抜け出さなくちゃならなかったというわけなんでござんす。同じ物語のなかのキャラクター面々を欺くばかりか、物語をハラハラドキドキ見守る観客までも欺いて!

これは、ヒーローの引退劇なんかじゃなく、バットマンという物語からのヒーロー自身の…

そこからの

脱却だった

のである。ヒーロー自身がこの物語から脱却しなければ、一人一人の市民が物語の存在そのものにも気づかず、その中での喜劇役者のまま終わってしまう。もしくは、観客である僕らもそこにある物語を客観的に楽しんでいるだけに終わってしまうよ、と。

 

そして、弱者市民はいつまでもバットマンに頼り切るばかり。本人が救われたと思い切らない限り、救われても救われても困ったことが起こるたびに救いを求め続ける…

つまり…

誰も…

救い切れない

救われ切れない

という…

『救い』の原理。

ブルースが逃避行にドロンジョさまを同伴させたのは、なにもムフフのためなんかじゃない。彼女は「市民を救う義務なんかないじゃない」ということに気づいていたから。

f:id:tekkan-non:20190223003539j:image                                                                        divnil.com

一方のフォックス、ゴードン、ロビンに至っては…ブルースの死を惜しみ…その意志を受け継ぎ…俺たちが頑張らなくちゃなぁ…という物語のなかの設定である責任感にどっぷりなのだ。それは…喜劇役者でしかない。

 


さて、ブルースとアルフレッドはどの時点からメタ演技で目くらましをし始めていたのだろうか?推測の域はでないが…ジョーカーとの死闘以降の引きこもり8年間にせっせとネトゲー依存症にもならず…準備をすすめ機会をうかがっていたと仮定しよう。

 

扇屋フォックスに「バット(ビークル)なんてものもありますぜ、殿!」と見せつけられる前にオートパイロット(旧式の自動運転機能)がブルース・ウェイン名義で書き換えられていた!ことに扇屋は愕然とする…ライジング冒頭から、この完結作のブルースとアルフレッドの掛け合いのセリフひとつひとつが、入念に練り上げ用意された『ヒーロー殉職・そして物語からの脱脚』計画のためのメタ演技であるという前提で見直すと…小憎らしいまでに確信犯的に僕らを欺いていることが分かる!

 

ブレイク刑事(ロビン)へ、バットケーブを託す手筈はいつ?誰が?

 

ウェイン財閥は解体され、資産は売却、管理、整理されても…土地と屋敷は"恵まれない孤児たち"の施設のために!

それを気にしていたブルース…

 

奈落から、封鎖されたゴッサムにどうやって帰還したんだよ、ぼっちゃん…

 

ルフレッドの提言通り、カフェで再会したことを…単なる偶然と見るか、仕組まれた計画とみるか。

f:id:tekkan-non:20190220235024j:image

恐らく、途中から姿をくらました首謀者の暗躍によるところだろうと合点いく…だろう。つまり、描かれたストーリーの裏で首謀者とその共犯者の別計画があったことを推測しなければ、ストーリーの表層では辻褄が合わないモヤモヤがアラとして残ってしまう。

 

 

 

 

 

 

そして、キャラクターを超えた視点をバットマンにも見せたジョーカー…そいつ。

f:id:tekkan-non:20190223003508j:image                                                                        divnil.com

なんとゆう…恐ろしい男。その視点に至ったバットマンも…物語という舞台から脱却し逃避行したわけだから、彼らには永遠に決着はつかない。どちらの勝敗でもなく永遠に決着は…つなかい…。

       『永遠のライバル』

これ原作物語の設定へのオマージュだよね。もっと恐ろしいことを言えば…ジョーカーの先見の明(無計画に見えるんだけどね)、そこからの俯瞰(達観した視点で原理を見抜いてる)、もしかしたら…ヤツの言葉は正しかった(結局、バットマンを排除してしまったわけ→マフィアたちに約束した通り。おまけに排除してもマフィアの時代は来ないよってのも)…とすら気づいたら、あのベイン先輩ですら、ちょい可愛く思えない?リアルジャイアンを地で行ってたけど…役割はキャラクターのそれ。むしろ、バットマン逃避行計画のための駒だったんじゃんと思うと…お疲れ様っすだからね。

 


「さぁ、バットマン亡きいまこそ、我ら市民一人一人が立ち上がるのだー!」というそれは…かのベインの掲げたスローガンにほかならないところが悲し過ぎる。『立ち上がれっ!ゴッサム市民たちよ!』となんら変わりない…という

アンパンマンを見るがいい!彼は相対悪を裁く上に、空腹という生理現象すらも満たすため日夜飛び回ってる。彼のヒーローとしての苦悩を思うと、涙が…いや、苦悩する固有の頭を持たないが故に…いつもホカホカの笑顔なのか…これからも僕らに愛と勇気を!

 

 

 


「誰も救い切ることはできない!救う義務もない!」これがバットマンではなく、あなたが信ずる神のセリフだったとしたら?神様とて、神頼みしてくるファンはかわいいだろうが、救う義務などないのかもしれない。そう!世界の成り立ちにおける神とは…集団維持のまとまりを保つためのシンボルに過ぎなかったよね…

宗教に関わらずとも、あなたの信念や美学や主義や主張をあなたが信ずる神と言い換えても同じこと…

 


尊敬する前田有一先生も言及されている、この作品における大乗仏教ではない、小乗仏教的救いの示唆を…最後に僕なりに繙かせてもらいたい。

めっちゃ乱暴に解説させてもらうと…

大乗仏教(ダイジョウブイv(๑・̑◡・̑๑)と覚えよう!)

ってのは、信じるなら誰でも救ったげるよという大手量販点みたいなもん。

一方、小乗仏教とは、その(受け入れがたい)教義ゆえに大手量販点とは、真逆の…

[分かる奴にしか売ってやんねー。うちの商品はどこにでも売ってるもんじゃねぇ!]

という激レアな教え(真理)のことなのである。

 


今日ここで僕が述べたことは、大手量販点では到底誰も買わないだろう、ましてや量販点なら陳列すらさせてもらえないだろう、それなのである…

 


あとは、ロビンがゆとり世代真っ只中の純草食系であってくれることを願うばかりだ。

悲しいかな…巨大な権力は相応の反権力を産むなら、権力の分散を、しかしその行き先はカオス。カオスの中からはやがて新たな勢力が権力へと…というサイクルの中では、まさに小乗仏教的救いを各自が見つけなければいけないのじゃないかと思ってしまった。

それはこの世界の成り立ち(物語)を見抜き、相対的に現れる(善悪という)バランスを眺め、そこから脱却するという本来の根本的な救い…に気づくことに他ならないのではないだろうか…


今宵も妄想にお付き合いいただき、本当に有難うございました。ご意見・ご感想・罵倒・野次…お待ちしてます。

 

【ダークナイト ライジング】

f:id:tekkan-non:20190217103128j:image© 2012 Warner Bros. Entertainment Inc.

2012年公開 ダークナイトトリロジーにおける完結作!そして…監督・脚本・製作は、我らが

クリストファー・ノーラン

 

ノーランサイコー( ̄Д ̄)ノでお馴染み。

あなたの心の友、鉄観音(てっかんのん)です。

今回はそのトリロジーではなく、完結作ダークナイトライジングを取り上げたい!もちろん、映画史に燦然とそびえ立つ前作ダークナイトその後という位置付けで多少見劣りするという批評もあるくらい…

だが、僕はひそかにダークナイトライジングありき!そのためののビギンズとダークナイトとすら思っている。

 


子ども心に遠足はその前日のワクワク感が楽しいだけと悟れば、本命はどちらか分かるだろう。遠足あってこそのワクワク感なのだから。しかし、ノーラン監督は当初、完結作の必要性はないかもしれないと乗り気ではなかったらしい。それは、一理ある。もう、遠足前のワクワク感を経験したから、いいでしょ。明日の遠足は中止‼︎…となれば、子どもたちは大人を信じれなくなるが、ワクワク感という醍醐味の後の遠足はそれ自体は意外とただの遠出というだけ。遠足って楽しいよねっていう思い出にはその前日のワクワクから始まり、はしゃぎすぎてバスんなかで先生に怒られる。クタクタになって帰ってくる、そのトータルを言うのだ。何がいいたいかというと、トータルにする為に、遠足(という完結部分)はするけど、それは前日のワクワク感からは遜色にかけるという覚悟でね。と、ノーラン監督は批評家たちの批判をわかっていたのだ。だから、前作に劣るのかといえば違う。つまり遠足(という大本命の完結作)とは、そうゆうもんなんだ!ということ。

 


そこを理解すれば、

遠足(という完結作)のどこに

遠足(という完結作)たる本質があるかがみえてくる!

 


思い切って言おう!

僕は今日ここで述べることを世に発信したいがためにブログを書き始めた。

ここで述べることに気付かせてもらうために、数々の映画を見せられて来た…んだと。

自負している!

だから、今回の更新が僕にとっての…

遠足(という完結作)である。だから、言わんとすることは、ノーラン監督のそれと同じく…そうゆうものだという覚悟で、寛大な心で読んでね。

 

f:id:tekkan-non:20190217112822j:image© 2012 Warner Bros. Entertainment Inc.

前作ダークナイトの宿敵ジョーカーとの死闘によりバットマンはその存在意義を大きく揺さぶられ、我慢比べの引きこもり状態というところから物語は始まるが、見た目からラスボス感たっぷりのベインの地道な地下工作、文字通りの水面下工作を嗅ぎつけたバットマンはお外の世界に興味が戻って来る。まさか、ドロンジョさまのお色気に惹かれて戻るほど…でもない。

 


ベインもバットマンも同じ「影の同盟」の門下生である(同期じゃない、ベインがかなり先輩。しかも退学。バットマンもか…いや、自主退学か)という共通の接点があるわけだよね。

 

f:id:tekkan-non:20190217112852j:image© 2012 Warner Bros. Entertainment Inc.
そんなベインは正体なんか、どうでもいい!俺は何者でもなかった。このマスクをかぶるまではな。それよりも大事なのは…」と自己紹介しており、何者でもないのだ。

f:id:tekkan-non:20190217112912j:image© 2012 Warner Bros. Entertainment Inc.

一方バットマン「俺が何者かは関係ない。正体を知る必要もない。マスクで正体を隠すのは…」

何者かは関係ないらしい…つまり、ベクトル(方向性)は違えども、両者出発点は同じということに気付くだろうか?

 

そう、あの接点「影の同盟」学園である!

 

いやいや、ブルースはボンボンの上の超ボンボンだろ。という社会的地位への偏見がある庶民への目くらましを観客にも与えるとは、さすがバットマン。ブルースとて、身ぐるみ剥がされれば僕らと同じだったじゃないか!彼は超ボンボンである自分にコンプレックス以上の疑問すら感じてる…ただの成金野郎とは真逆の人だった。その詳細はビギンズに描かれている。何者でもない自分を内心自覚していたわけだ。金も地位も意味はないと。

資産も地位も失った上にベイン先輩とのガチンコタイマンにも敗れ、母校「影の同盟」へ送還され、補習コースからやり直してこいというわけだ。もちろん及第できなけりゃ、苦痛のうちに死ねというお墨付き!

 

f:id:tekkan-non:20190217105755p:image© 2012 Warner Bros. Entertainment Inc.
学園内の在校生(囚人ども)の年齢層をみるにつけ、どうやら彼らは落第続きの万年生らしい。そんななかに自力卒業のヒントを教えてくれる老齢生徒が…彼は明らかに卒業を諦めているが。

「お前は死を怖がっていない。それを強さだと勘違いしている。それは、脆さだ。…誰よりも強く闘うためには魂の鼓動が必要だ。それには恐怖を感じなければいけない。死への恐怖だ。…それには、命綱なし。それで恐怖を感じられる。」そのアドバイスにブルースは気づいた!あの命綱が結構重量あってさ、ジャンプ力を相殺していたんだよね!と…(´・∀・`)なわけねーだらっ、アフォー

 


同時に僕らも気付かなくちゃいけない!

かつてのブルースには、うなるほどの資金と全面バックアップしてくれるフォックスとアルフレッド。ゴードンの協力。朋友デント。たとえ自分がくじけても仲間たちがみんなで支え、協力しやり遂げていたというその生ぬるい覚悟…だった、ということを!これまでの死闘すらだ‼︎‼︎

穴蔵の底の彼は身ぐるみ剥がされ、仲間の助けも絶たれ、絶望的なまでの孤独。最後に頼りとなるのは自力だけだが、落ちたら…終わりというリアルな恐怖を感じなければ飛べないと分かっている奈落を前に、恐怖こそが魂の鼓動となり得るというわけだが…

その孤独感を見せられてもあなたはブルースを超ボンボンの俺たちとは違う人間だと呼べるだろうか?地位や名誉や財産や人徳がヒーローとなれる資質なんかじゃなく、それは孤独と死への恐怖に向き合う勇気だけなのだ。

そう、

一般ピーポーだろーが、庶民だろーが、凡人だろーが、貧乏人だろーが、関係ない。

そして、その恐怖ってやつは意外と

一般ピーポーや、庶民や、凡人、貧乏人である僕らこそ常日頃から見慣れてやしないかい?

残りわずかな貯金残高

(´༎ຶོρ༎ຶོ`)Oh!Noooo…

 

本当に信じていた心の友が実はジャイアンだったとか

(´༎ຶོρ༎ຶོ`)Oh!Noooo…

 

元カノが違う彼氏と同じ映画を観にきてたとか

(´༎ຶོρ༎ຶོ`)Oh!My God…

 

常に身近にありすぎて、むしろ気づいて恐怖から目を反らし続け僕らの処世術と化しているではないか!

ブルースだから、出来たのではない!ブルースは、ただ

やっただけなのだ!だから、ヒーロー足り得た!処世術にボケている一般ピーポー、庶民、凡人、貧乏人は彼の偉大さを取り違えている!

 


最終決戦を終え、裏ボス(学園長の娘)の目論見も崩れバットマンは融合炉と共に…

 

f:id:tekkan-non:20190217111842j:image© 2012 Warner Bros. Entertainment Inc.


ドロンジョさまとカフェで茶しばきながら、アルフレッドと視線を交わす。

 

f:id:tekkan-non:20190217111924j:image© 2012 Warner Bros. Entertainment Inc.


はて、不穏な胸騒ぎがしやしないか?

 


ブルース様をお支え、お守りできなかったことをウェイン両親の墓前で詫びていたばかりじゃないか!

 


そう!これは完全な

ミスディレクション

観客を錯覚させて騙す超ボンボンとその執事の…もとい、超高難易度の引っ掛け演技をしてたとしたら…

いわゆるメタ発言(物語のキャラクターがその設定を超えて画面のこちら、つまり観客に話しかけてくるような)の更に上…巧妙なメタ演技をブルースとアルフレッドで仕掛けていたのだとしたら…

誰に?アナタだよ!

ホラ、画面の前のアナタ!

ルフレッドは間違いなく、ブルースの逃避行に1枚噛んでる!そしてブルースもそれに乗った。元から(いや、厳密には…このライジングにおいて)ボンボンと執事は、仲間たちのみならず、僕ら観客までも欺いて緻密な計画通り逃避行する算段だったのじゃないだろうか。

f:id:tekkan-non:20190217112201j:image


でもさぁ、ケンカ別れして…

 


いいかい、あのアルフレッドだよ(としか、力説できないが…)コアなマニアファンなら、分かるだろ?あの、抜け目なしのアルフレッド。すべてをかけて支え、味方し、時にウィットにブルースを導いてきた、あのアルフレッドだよ?あのケンカシーンの決別の理由のくだらなさというか微妙なラインで、まぁしょうがないかなぁと思わせるその理由にコロッと騙されちゃいましたよ!『敵を欺くには味方から』なんて孫子兵法をこんな形で体感させてくれるとは…ノーラン監督、策士ですね。

ブルースとアルフレッドの息のあった掛け合いは…バットマンシリーズの名物なのです。寅さんでいうところの…寅さん名物口上みたいなもん。

お決まりなの!

 


僕がこの映画を遠足の思い出における遠足当日と位置付けた理由はここにある。要は宿敵と死闘を繰り広げようが、ヒーローの苦悩あろうが、ラブロマンスあろうが…シリーズとしての名物がこっそりとミスディレクションというカタチで入っていることに気づけないと…なんだかなぁとモヤモヤしたヒーローの引退劇を惜しむだけに終わっちゃうわけ!

 


遠足当日の醍醐味とは…お約束の…そう!おやつ¥500以内というアレを食べる瞬間だーっ!世代がバレるか…

ベタなお約束が1番楽しみであり、事実楽しいのだ。いつも家で食うおやつとは格別違ったろ?

 

 

 

 


でもさ…なんでブルースとアルフレッドは、仲間たちのみならず、観客までも欺く必要があんのさー?

 


そこなんすよ!

そこにこのトリロジー3部作が残した偉大な碑が打ち立てられてるんすよ!たぶん…

 


う~ん( ̄^ ̄)ただのいたずらじゃねぇの…

 


じゃねーだろーという深読み、裏読み、妄想をさせてくれるのがノーランでしょ!

 


うぉーっ、見事にだまされたーっ!というところでブルースとアルフレッドに乾杯。

 


ps 紅茶をすすりながら…いやぁ、語っても語っても語りつくせぬ、この超大作。まだまだ、語りつくしたいことがあるので、いずれまた、どこかで、カプチーノでも楽しみながら…必ず。